第4話 霧島昴のプロフィールと思考

霧島昴、現在は独り暮らしで、とあるファミレスでバイトをしている。

容姿はイケメンで、背も高いのでモテる

タイプだが、人嫌いで、誰にでも同じ態度を

とっている。


それも、昴は生まれてすぐに捨てられ、物心ついた時には施設にいた。

そこで自分には親がいない事を知らされ

それから昴は荒れ始めた。


何度も死のうともしたが、死にきれず

手首には多くの傷が残った。

昴はそこはこら一人で全部できるように

勉強や体を鍛えたり、家事なども

完璧にこなせる様になった。


そうして現在、アパートで一人暮らしを

しながらバイトをしている。


学園では中学ではずっとぼっちで、やり

すごしていたが、高校に入り、今の

クラスになったが、そのクラスでは

何故かリーダー的なポジションになって

しまっていた。


とある放課後、昴に声をかける男子達が

やって来た。


「霧島、今からカラオケ行こうぜ」

「行くか!」

「いいな私も行きたい」

「私も」


女子達も入ってきた。昴には遊ぶ余裕はなかった。なのでいつも断り、一人で行動して

いたが、このクラスの連中は今までと

違った。


昴はバイトに行くと説明したがそれならと

クラスメイト達は一緒に行こうと勝手に

盛り上がり、勝手についてくる。


結局店までついてきてしまった。


「あらっ!昴君の友達?」

「違う!」


ゼロ秒で突っ込む昴。それでも、クラスメイト達を席に案内し、自分は店の中に行く。


少しして、昴がやって来ると店の中が

騒ぎ出す。この時間は学生も多くなる。

その大半が昴を目当てにやって来る

女子高生達。


「相変わらず人気だね!」

「知るか!さっさと注文して帰れ」

「霧島、友達割り引きは?」

「案内料として俺がもらう」

「マジか!?」


とそんなやりとをしながらも、きっちり

仕事をする。しかも、今日は厨房では

ないが、クラスメイト達の為に昴自信が

料理を作り提供した。


そうしてクラスメイト達は店を出て昴を

感心した。


このクラスになって昴は自分が甘くなって

いるのではと思うようにもなっていた。

そんな中で、今度はあの篠宮めぐみに会い

それにも目をつけられてしまった。


昴は本当に人が嫌いで、自分もいつ死のうが

かまいはしないが、もし、変われるならと

どこかで思い始めて来たのかもしれない。


それも、二年三組に入ったのと、めぐみに

会ったからだと、昴は考えていた。

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