第2話 篠宮めぐみの行動

とある企業の社長令嬢で、アイドルやグラビアもやっている超人気有名人の篠宮めぐみは

興奮していた。


「何なのあいつ!」


自分の部屋で鞄を投げつけるめぐみ。教室での出来事がめぐみを興奮させていた。


普通の社長令嬢ではなく、アイドルとしても

成功させたのに、同じ年代のしかも、男子が知らないのは納得いかなかった。


「まぁ所詮男子。私の魅力をもってすれば

すぐに堕ちるわ」


めぐみは下着姿で鏡の前でポーズをしていた。

朝、今日は仕事はないので学園に行く準備をする。シャワーを、浴び制服を着る。

朝食を食べ終え、支度をし学園へ向かう。


普通の生徒は電車通学だが、めぐみは

車で登校する。


そして、校門につき、車から下りると

回りが騒ぎ出す。すでに昨日でアイドルの

めぐみが転校してきた事は学園中に

知られているので、彼女が来るねを

待っている生徒もいた。


「やっぱりこうよね。誰もが私を見るわ。あいつも絶対振り向かせて見せるわ」


意気込みながら教室に入るが、肝心の昴の

姿はない。クラスメイトに聞くと昴は

いつもサボっているらしく、教室には

あまりいないようだ。


昼休み、昴を探しに教室を出る。そして

屋上で見つけた。


「居たわね!」

「何かようか?」

「もちろん。あなたを私に振り向かせる

ために来たわ!」

「人の上に乗るな」


昴はベンチで横になっていた。その昴の

上にめぐみが乗って来た。


「私に触れるなんてあなたはラッキーよ!

どう?興奮するでしょ?」

「何にだ?悪いが俺は人が嫌いなんでな!

お前が何をしても俺は何も感じんぞ」

「なら、感じさせるだけよ!」


めぐみは休み時間ずっと昴の上に乗っていた。


放課後も昴につきまとおうとしたが、教室を

出た昴を追いかけようしたが、すぐに

見失ってしまった。


めぐみはこれまであまり学園には行けなかっが、これからは学園優先にする事にした。

それも昴を自分の虜にさせる為だ。


そんなめぐみの主な仕事はアイドル活動で

ライブをしたりするのがメインだ。

忙しい時は休みがない時もあるが、それは

少し前の事だ。


今では自分で選べる程なので仕事は控える事にした。


そうして数日経ち、めぐみは昴の行動が

わかってきた。授業はサボっており

教室にいない時は屋上にいる。そこに

めぐみは昼休みに行き、昴を誘惑するが

一ミリも昴は誘惑されない。


なのでクラスメイトに昴の事を聞くと

昴は何かして欲しい時は対価を要求

するらしい。お金がメインじゃなく

食べ物がメインみたいだ。


それと、人嫌いだと言っているが、以外と

頼まれると事わらないみたいだ。

それでも、誰かと遊んだり、女の子と

付き合った事はないらしい。


なのでめぐみは昴に今度デートしなさい

と頼んだがやはり断られたが、食事を

おごると言ったら付き合うと承諾した。


めぐみにとってはデートはよくあるが

自分からは初めてなので、とりあえず

プランをたてた。


そうして、日曜日。待ち合わせに向かった。


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