8ページ
「おい!」
夕陽に照らされる私の後ろから呼ぶ声。歩行者は私だけ。多分懐かしい声。私は振り返る。
あいつだった。あいつが走ってくる。そして私を強く抱きしめた。
何?どうして?
「悪い、変わらないって言ったけど。」
私は言葉が迷子になる。
「好きだ。それ言いに来た。」
迷いを晴らそう、この腕で。私も抱きしめればいい、それだけで。
THEME SONG
THE BLUE HEARTS / 人にやさしく
あいつ 凪 景子 @keiko012504
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます