44話 目覚め

「……クソ!ヴラドのやつ、まさかあのタイミングで殺しにくるとは。何故だ、私の研究は奴にとっても有用だったはず……」


 崩れかけた研究所ラボの裏口から、一人の男が愚痴をこぼしながら出てきた。その男は、雷氷毒のヴラドによって殺されたはずのDr.マーカスであった。


「まさか他者への実験もなく、を自分に使う羽目になるとは……だが流石は私、薬は完璧に作用していた。ヴラドの血を取り込み、吸血鬼になることができたぞ!」

「へえ、流石。放射性武器に独力でたどり着いただけのことはあるね」


 突然、マーカスの背後から声がかけられる。振り向くとそこには黒ローブをかぶった男が立っていた。


「貴様何者……っ!そのローブ、貴様は雷氷毒のヴラドの仲間か」

「仲間……うーん、同類ってのが正しいかもしれないね」

「まあいい、奴のせいで私は吸血鬼化薬を使う羽目になったんだ。その鬱憤を貴様で晴らさせてもらおう……丁度この力も試したくなったからな」


 マーカスの指から電流がバチバチと迸る。


「なるほど、『雷血』か。まあ研究者ならなるのは真理を求める『雷血』だよね」

「食らえ!」


 指の先から雷撃が飛ぶ、しかし雷は男の目の前で逸れてしまった。よく見ると男の周りに避雷針が突き刺さっている。


「でも残念、君にとって僕は非常に相性の悪い相手のようだ。……なぜなら僕は──『』の吸血鬼だからね」

「なっ……」

「それじゃあ」


 男はローブから腕を出し露出させる。そこにあったのはクロスボウに変形した腕であった。矢の代わりに鉄の槍が装填されてある。


「『全弾発射フルバースト』」


 その言葉と共に鉄の槍が矢継ぎ早に繰り出され、マーカスの体を串刺しにする。


「そんな……この私が……未来に残すべき頭脳が……」


 そして頭に槍が突き刺さりマーカスは絶命した。男はマーカスに近づいてポケットを漁ると吸血鬼化薬の瓶を何本も取り出す。


「よしよし、流石は僕、ちゃんと吸血鬼化薬を外して当てられたぞ……ん?なにか紙も一緒に」


 男が紙を見るとそれは取引の証明書のようであった。そこに書いてあった一文が男の目に入る。


『契約通り、二体の吸血鬼の死体をお届けしました。今後ともご贔屓ください。──東サガルマータ会社』


「へー、あの悪名高い会社とも関係があったのか。……もしかしてこの吸血鬼化薬はこの会社に売る予定だったのかも?」


 男は吸血鬼化薬を服の中に仕舞うと、さっきまでキッド達が戦っていた方を向く。


「それにしてもさっきはすごかったなぁ、の戦い。相変わらずぶっ飛んだことをなさる。それにしても一緒にいた少年は誰なんだろう、まさかフリーダ様が人間と一緒にいるなんてね。この百年の間になにかあったのかな」


 男はローブを外しその顔を露出させる。優しさを感じさせる端正な顔立ちをし、そして、赤みがかった髪をしていた。


は元気にしてるかなぁ。あの少年も姉さんにいびられてなきゃいいけど。さて、吸血鬼化薬これを持って帰らなきゃね」


 謎多き青年は、再びローブを被ると森の中に消えていった。


 *


「キッド!キッド!」


 鼓動が止まったキッドの体を、アンナが泣きながら揺さぶる。


「そうだ!私の血を飲ませれば……!」

「アンナちゃん、無理よ。キッドの吸血鬼化はすでに解けている」

「なら!ならいったいどうすれば!」


 ヤンは雷氷毒が言っていたことを思い出す。


(やつが教えてくれた心肺停止状態への対処法、アレを実行できれば……!)


 そのとき、ヤンはキッドの『デウス・エクス・マキナ』がまだ起動していることに気づく。


「アンナちゃん!その棒をキッドくんのところに!」

「え!?あっ、はい!」


 アンナが棒をキッドの近くに持ってくると、『デウス・エクス・マキナ』が音声を発した。


『要救助者の心室細動を確認。体外除細動器モードに移行します』


 音を立てて『デウス・エクス・マキナ』が形態を変える。杖から鉄線が伸びキッドの胸元に突き刺さる。


『離れてください。電気ショックを行います。その後、心臓マッサージを開始してください』


 ピー、という音が流れた後、電気ショックが起こりキッドの体が僅かに痙攣する。


「ヤンさん!」

「ああ!わかってるネ!」


 ヤンがキッドに心臓マッサージをしようとしたとき、自分が片腕を失っていたことを思い出す。


(この体では不十分、キッド君を助けられない……仕方ないか)


 ヤンは片手で指笛をする。森の中に音が響くと、一匹の蝙蝠が羽を広げて飛んできた。そしてキッドの体に降り立ち首筋に噛みつく。


「な、なに!?キッド君から離れて!」

「アンナちゃん、待った」


 ヤンに制止されアンナは動きを止める。血を吸った蝙蝠は今度はヤンの肩に飛んできた。


「マーカスのレポートに載っていた吸血鬼化薬は、『忌血』の血を緩衝剤にして自己崩壊を防ぐというもの。それを応用すれば……」


 ヤンの説明の後、蝙蝠がヤンの首筋に噛みつく。首元の血管が紫色になり、目が充血を起こす。


「はあああああああああ!!!!!」


 そして次の瞬間、吹き飛んでいたヤンの腕が一瞬にしてのだ。ヤンは手を開いたり閉じたりしてちゃんと動くか確認する。その光景を見てアンナは放心状態になっていた。そのアンナを見てヤンは言う。


「アンナちゃん!ボーっとしてる場合じゃないヨ!これからキッド君をたすけるんだから!」

「は、はい!」


 ヤンは両手をキッドの胸におき、心臓マッサージを開始する。アンナはキッドの顎を上げて気道を確保すると、唇を口で覆い、無我夢中で息を吹き込み始める。


(お願いキッド……!目を覚まして!)


 *


 王都の王城の屋根の上で、フリーダの本体が静かに佇んでいた。そして目線の先には一人の黒ローブの人物が浮かんでいる。


「お前たちの目論見は失敗したようだな、ノーネイム」

「ああ、『絶望』したよ。せっかく貴方をこの場所に引き留めて置いたのに、雷氷毒のヴラドは、吸血鬼ですらない半人半鬼の少年に負けてしまったのだから。いや、半人半鬼だからこそ負けてしまったのかな?」

「当たり前だ、私のキッドだぞ。そして貴様、今引き留めるといったが、貴様は今日の夜からその場にただ浮かんでいるだけだろう」

「引き留めているとも、貴方がこの場から離れれば『忌血の英雄』やエミリー王女を私が襲う。かと言って私と戦えば、私はきっと死ぬだろうがこの王都は廃墟と化す。アリが巨人に立ち向かうには搦手を使わなければならない」

「ふん、慎重なことだ。いいのか?私から『鉄血』を奪えばお前は?」

「『毒血』、『凍血』、『炎血』、『雷血』、これらの血は適合できた。しかしだからといって『鉄血』にも適合できるとは限らない。最後の最後で自己崩壊してしまう可能性もあるのでね」

「謙虚だな。今の『闇血』どもの首魁は貴様だろうに」

「昨日より今日、今日より明日、月日と共に世界は進んでいく。ヴラドの器足りえるのは、ふるい時代の私ではなく新たなる時代に生まれるものなのだよ」


 そう言ってノーネイムは闇に溶けていった。


「『闇血』め……『絶望』なんていうものを求めてるくせに、いつもいつも言動だけは前向きだな」


 *


 死の森ワールヴァルトの中に、一人の少女が仰向けになって倒れていた。その胸元には短剣が突き刺さっている。そして目を覚まし、むくりと起き上がった。


「あれ……?なんでは生きて……」

「目覚めたかしら?


 少女の目の前には、蛇のような舌を出した女が立っていた。


「びっくりしたわ。あんな巨大な化け物の中からこんな可愛らしい少女が出てくるなんて」

「おい、僕を可愛らしいってなんだ。僕の体は自己崩壊した肉体で出来てて……あれ?」


 少女は自分の体を見回し、不思議そうな顔をする。


「私が死にかけてた貴方を助けたのよ?色んな薬を打ち込んだりしてね。お礼くらい言ったらどう?」

「おかしい!色々おかしい!僕の体はヴラドと共に消えたはずなのに!あと何で体も元に戻ってるんだ!?」

「話聞かないわねこの子。私はよく知らないけど、その胸に刺さってる剣が関係してたりはしてないの?ていうかそれ痛くないのかしら」


 少女は自分の心臓付近に突き刺さっていた短剣を抜くとマジマジとみる。


「キッドに突き刺された短剣だ……思えばヴラドに意識を奪われそうになるたびに、刺さった剣の痛みが意識を取り戻させてくれたんだっけ」

「ふ〜む、自己崩壊した肉体は『毒血支配術』で操られてたからヴラドとともに消え去り、意識が残っていた貴方は余波から逃れられたってとこかしら。詳しいことは知らないけど」

「……ところであんた誰?」

「それ今聞く?……私はメアリー、『毒血』のヴァンパイアよ」

「僕は、『凍血』のヴァンパイアだよ」

「そう……出会って早々だけど、もうお別れね。ヤツの『毒血支配術』の効力が無くなって……きた……」


 メアリーが膝を着こうとした瞬間──

 フロストがメアリーの腹に氷を纏ったパンチをくらわせる。


「はぁ!」

「ぶへぇ!」


 メアリーはお腹を抑えて転げ回る。


「何をするのよ!?」

「えっ、『凍血』の力で毒の分解を止めたんだけど……延命のために僕を起こしたんじゃないの?」

「違うわよ……そもそもその毒くらい自分で作れるし、ただ死ぬまえに話相手が欲しかっただけ。……でもこれで死ねなくなっちゃったわね」

「安心してよ。本当に死にたくなったら僕が殺してあげる」

「……それは助かるわ」


 メアリーとフロストは連れ立って森を歩いていく。


「ねえねえどこへいくの?僕はねー、西へ武者修行の旅に行くつもり、なんでも世界各地に版図を伸ばす巨大な海洋国家があるんだって。そこで『真祖』くらい強くなって……をビックリさせるんだ」

「はいはい、それに付き合えってんでしょ。わかったわよ、人生の延長戦、飽きるまで付き合ってあげる。……でもその前に北都の近くにいってもいいかしら」

「いいけど、何しに?」

「墓参りに行きたいの。両親の。まだまだあの世に行くのが先になりそうだから」


 そして二人の吸血鬼は羽を広げ、夜の中を飛び去っていった。


 *


 キッドはあたり一面を暗闇に囲まれていた。『凍血』や『雷血』の力を手に入れたときと同じ、暗闇の地に立っていた。


「あ、あれ……またこの場所に……前はデウスさんと会ったけど、また誰かに呼ばれたのかな」

「──当たらずとも遠からず、と言ったところだな」


 キッドの背後から声がかけられる。キッドが振り向くとそこには見知った人物が立っていた。


「あれ……?」

「……ほう、、お前には」

「……違うんですか?では貴方は一体誰なんです?」


 フリーダそっくりの人物はキッドの前で両手を広げ、高らかに名を言う。


「私は『自由アンチェイン』、縛られぬもの。『鉄血』の血の中を流れる、『自由』を求める意思そのものだ」

「……それで、あの、アンチェインさん、僕に一体なんの用ですか?」

「何って、お祝いしにきたんだよ。お前が真にになる瞬間をな」


 次の瞬間、アンチェインの背後に漆黒が広がっていることに気づく。自分が今存在している暗闇とは違う、冷たく、まさに虚無とも言える漆黒が。


「その先はまさか……ですか?」

「ご名答、この世界のあらゆるしがらみに囚われなくなる、真に自由になれる場所さ」

「待ってください!僕はまだ死ぬわけにはいきません!アンナちゃんやマリアさんたちが、きっと僕の目覚めを待っているんです!こうしてここで話をしているってことは僕はまだ生きているんですよね!?お願いします!僕を目覚めさせてください!」


 キッドの懇願にたいし、アンチェインは表情も変えず話し続ける。


「キッドよ、生きるということは『支配』されるということに他ならない。空腹に、眠気に、情欲に、生き物は常に支配されている。生きるために我々は動かなければならず、生きるために他者と争わなければならない。生きることで得られる快楽や幸福は、それから目を背けるための麻薬に過ぎない」

「……なにを言っているんですか?」

「このまま生きていくことは、お前にとって本当に良いことか?」

「良いことというか……誰だって生きたいって思うでしょう。普通は」

「その考えは支配された考えだ。遺伝子にな」

「遺伝子……?」

「生き物に脈々と受け継がれてきた、自己複製だけを目的として生命を支配してきたドグマだ。お前が生きたいと願うのも、遺伝子によって言わされているだけにすぎん」

「まさかそんな!」

「疑うか?遺伝子は自己複製のためなら自身の死すら厭わない。ある生き物は仲間のために死に、またある生き物は生まれた子に自身を食わせる。これを自己犠牲ととるか、遺伝子に支配されていると見るかは人によるだろう」

「遺伝子に支配されているから自殺して自由になれっていうんですか?……でもそれはただ逆張りしてるだけじゃないですか。僕にはそれも、ある意味支配されているように見えますけど」

「確かにな。なんでもかんでも逆らうのは反抗期の子供でしかない、支配されることを選ぶ自由だってあるだろうさ。だが、ただ生きたいから生きるだけの生など、苦痛と不幸を生むだけだ。そんな不自由をお前に体験させるくらいなら、今ここで、私がお前に永遠の自由を与えてやる。さあ答えろ、お前はなぜ、生きたいと願う?」


 アンチェインは蛇腹剣を作り出すと、キッドの首筋に向けて突きつける。答えを誤れば確実に死が訪れるだろう、しかしアンチェインはそれを自由だという。そのとき、キッドの脳裏にザンギスが死に際に発した言葉が浮かんだ。


『だからお前は、どんな残酷な運命が待っていてたとしても……苦しんで生きていけ』


 その言葉を自分の中で、自分なりに噛み砕く。そしてアンチェインの目を真っ直ぐ見て言った。


「僕は……んです」


 キッドの言葉に、アンチェインは目を丸くする。


「アンチェインさんは生きることは苦しみだって言いましたけど、僕はそれでいいんです。悩んだり、傷ついたり、お腹が減ったり、眠くなったり、夜に眠れなかったり……それが生きるということなら、僕は喜んで、苦しみながら生きていきます」


 キッドの言葉を聞きアンチェインは大声を上げて笑いだす。


「ははははは!はっはっはっはっ!!なるほど!苦しむために生きていると言ってのけたか!ふふふ、ならば私がお前を死なせる道理はないな。……それにしても、キッドお前は被虐趣味なのか?わざわざ苦しみたいなど」

「ええ!?いや、違いますけど……あなたは生きることは苦しみだと言いました。確かにその面もあると思います。だけど僕はこれまで生きてきて、喜びや幸せも感じてきました。だから僕は苦しみに直面しても、それを乗り越えて生きていきたいと思うんです」

「わかってるわかってる、冗談だ。さあキッド、後ろを向け」


 アンチェインに言われてキッドが後ろを振り向くと、遠くに白い光が見えた。


「あそこが出口だ。さあ進んで行け」


 アンチェインはキッドの背中に手を当てて押す。


「あ、あの!ありがとうございました!」

「ん?何がだ?」

「あなたと話したおかげで、自分がどう生きていきたいのか整理がついた気がします」

「……そうか、私もお前のような者が『鉄血』の吸血鬼でいてくれて喜ばしく思うよ」


 去り際、アンチェインはキッドに耳打ちをする。


「気をつけろ、私が目覚めたということは、『支配ドミネーター』も目覚める可能性があるということだ」

「……?一体なんの話ですか?」

「このまま知ることがなければそれが一番だ。さあ行け!キッド!苦しみながら、生きていけ!」


 キッドの視界を眩い光が覆っていく。


 *


「──かはっ!ごほっ!ごほっ!」

「ヤンさん!キッドが息を吹き返しました」


 咳き込みと共に、キッドが呼吸を再開させる。アンナは涙を零し、ヤンは汗を流していた。


「ありがとうございますヤンさん、キッドを助けてくれて……」

「なぁに、心臓を壊せる技は心臓を動かす技でもあっただけヨ」

「それにしてもヤンさん、腕が治ったのはいったい……」


 アンナの質問に、ヤンは押し黙ったまま答えない。


「いえ、答えなくて構いません。ヤンさんがキッドくんを助けてくれたのは事実ですから」

「……ありがとう」


 すると、蝙蝠がヤンの肩に乗り、アンナの耳に聞こえないほどの高音で鳴き始める。そして蝙蝠が飛び立つと真剣な顔をしてキッドの方を向いた。


「キッドくん、息を吹き返したけど意識はまだ戻ってないみたい。はやくベットに寝かせてあげないと」


 アンナはキッドの側で容態を確認している。そしてヤンが背後に来ていることに気付いた。


「……すまないねアンナちゃん」

「そんな謝らないでください。誰にでも秘密の一つや二つありますよ!あっ、私がキッドくんに緊急時だったとはいえ人工呼吸しちゃったことはみんなに内緒にしてくださいね!」

「……そうじゃないよ」


 ヤンは静かにアンナの背に手を当てる。


「今の謝罪は、

「へ──?」


 瞬間、アンナの背に衝撃が走り意識が飛ばされる。薄れゆく意識の中、アンナは生えた腕の上腕、以前は服で隠されていた部分に、が描かれた入れ墨を見る。五つの花弁を持つ花に、蛇が纏わり付いていた。


「その……入れ墨は……」


 ヤンは倒れるアンナの体を支えると、優しく木に寄りかからせ、寝ているキッドを持ち上げた。そして枝にぶら下がる蝙蝠を見ながら、今までとは異なった口調で話しかけた。


「『蛇皇五華将じゃおういつかしょう』が一人、ヤンより報告。我が主、様。準備は整いました。これより命にしたがい、キッドを大華帝国へと連れて参ります」


 打ちこまれた毒牙は鋭く、染み込んだ毒は悍しく。『毒血』の真祖、ネロの刺客としてのヤンが、今、目覚めた。



 ──6章 『毒血帝国ヴェノムエンパイア』編へと続く。

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