方丈記について

サタナエル

方丈記とは

今回は鴨長明の名作である方丈記について述べます。

鎌倉時代の初期、1212年に長明が書いたのが、方丈記です。

方丈記といえば、冒頭の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず…」という文章が有名で、教科書などで学んだ記憶がある方も多いと思います。

今回は、そんな日本人にとって馴染みの深い方丈記について紹介したいと思います。

方丈記は、清少納言の「枕草子」、兼好法師の「徒然草」と並んで日本三大随筆の一つとされています。

随筆とは、自分の考えや見聞きした事などをありのままに書いた文章の事です。

方丈記も、鴨長明の暮らしの中での出来事や考えなどが書かれています。

四百字詰め原稿用紙にすると二十枚と少しくらいの文量なので、他の古典文学作品に比べると短いと言えます。

人生の無常観と移りゆく世の中をうまく描写したのが方丈記です。

余談ですが方丈記には、鴨長明による人生訓も記されています。

戦乱の時代に翻弄されながらも彼は生き抜いて素晴らしい随筆を残したのです。

ペンは剣よりも強しですね。







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