少し止まって、また走る
老犬
第1話 クラシックが流れそうな序章
それはある寒い朝だ、まだ出たての太陽だって斜めにうつらうつらしているというのに私は汚泥を飲み込んだような重い体ひきずっていつものように行きたくもない会社へ行き、ヘマをして90度を超える角度で頭を下げ、いつものように時間を掛けて帰宅、寝る、起きる、以下略を繰り返す。そんな景色がデジャヴした連休明けは何てことない淡い希望と一緒に無情にも人生という塩漬け株をガリガリ削っていく、ただそれだけの日々が再開するはずだった。
少し止まって、また走る 老犬 @face-fan
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