第3章 聖美救出編 登場人物紹介

薪苗直哉

本作の主人公。16才。誕生日は2月14日。身長169cm、体重63kg。趣味はアニメ鑑賞、スマホゲーム(主にRPG系)。少しだけ料理も出来る。黒髪の所々に金髪が混じっている。直哉自身がヘタレのため聖美とは幼馴染でありながら、未だにお互いに苗字呼びである。紗希の存在を匂いで感じ取ることが出来るシスコン。紗希と茉由の二人と同じ家で暮らしている。性格的には基本的にヘタレだが、やるときはやる主義。ローカラト貧乳愛好会を結成するほどの貧乳好きであるため、寛之とはこの事では意見が絶対に合わない。ユメシュの心が弱っている時の誘惑に負けそうになった自分を情けなく思っている。紗希に剣術の稽古をつけてくれるように頼んだ。リラックスしてる時に思ってることが顔に出やすい。王都出発前に冒険者ランクが鉄に昇格された。王都へ向かう道中にディーンとエレナに思いを伝えるように触発した。暗殺者ギルド突入前夜、紗希に治癒魔法を付加エンチャントしたタリスマンを渡した。ギルド突入は後発組。地下へと続く隠し通路を見つけた。呉宮さんとの再会を喜んでいたのも束の間、隙を突かれてギケイに短剣で腹部を貫かれた。その後の夢の中で竜によって「竜の力」を解放するも、暴走させてしまう。そんなところをウィルフレッドに力でねじ伏せられた。ローカラトに帰還途中、紗希に進められて聖美に膝枕をした。ラストで聖美に告白して付き合うことになった。

付加術:物質や生物に指定した効果を付加エンチャントする魔術。基本的には他人のサポートが向いている。付与魔法に比べて威力が弱い分、付加エンチャントする時間は短いため、戦闘中でも使用可能。


薪苗紗希

直哉の妹で15才。誕生日は3月14日。身長165cm、体重50kg。スリーサイズは77/62/89。趣味は剣術の稽古。剣術は幼いころから父である宗正から習っている。腰まで届く長い黒髪のお姫様カットの美少女。直哉とは違い計画性があり、真面目で責任感が強い。恋バナを聞くのが好きな一面もある。直哉とは仲が良く、よくからかったりしている。直哉と聖美の仲が上手くいくことを願っている。茉由とはお互いに“ちゃん”づけで呼び合うほど仲が良い。直哉と茉由と同じ家に住んでいる。ローカラト貧乳愛好会の2番目のメンバー。直哉の頼みである剣術の稽古をつけるのを了承した。シルビアとの再戦でも無事勝利を収めた。王都出発前に冒険者ランクが鉄に昇格された。暗殺者ギルド突入前夜に直哉からタリスマンを受け取った。ギルド突入は後発組。ギルド突入後の戦いにおいてオルランドと交戦。実質相打ちとなる。持っていた回復薬をオルランドに使ってしまって回復が出来ないときに直哉からもらったタリスマンに救われる。一階に着いてからはシャロンの指揮する階段を降りる組に入った。直哉の暴走を聞いた時、慌てて助けに行こうとしたが茉由と寛之に止められた。セーラと共にシャロンたちと合流すべく奥へと進んだ。直哉に聖美を膝枕させた。直哉曰く、何か含んでそうな笑みを浮かべている時は下手なことを言うとからかわれる。

敏捷強化魔法:自身の移動速度を上げる魔法。剣を扱う紗希にとっては相性抜群。


呉宮聖美

本作のヒロイン。16才。誕生日は12月24日。身長168cm、体重52kg。スリーサイズは80/63/90。黒髪の長髪を普段はポニーテールにしている。幼馴染の直哉とは未だに名字呼び。暗殺者ギルドの地下にある水槽の中から姿を現した。ユメシュによって、吸血鬼の血液を輸血された。これによって日光の当たらない場所でだけ吸血鬼の吸血能力と身体能力を使うことが出来るようになった。また、この状態の時は瞳が赤く光っている。茉由に寛之と付き合ってることを報告されて気を失った。セーラと共にシャロンたちと合流すべく奥へと進んだ。言い訳するときは慌てた様子で手をパタパタさせるクセがある。ラストで直哉に告白されて付き合うことになった。


呉宮茉由

聖美の妹で16才。誕生日は4月1日。身長164cm、体重49kg。スリーサイズは82/68/88。黒髪の長髪を普段はハーフアップにしている。姉思いの性格で聖美と直哉の仲が上手くいくことを願っている。寛之のことが好きだったりするが、本人に自覚は無い。直哉と紗希の2人と同じ家に住んでいる。料理の支度がテキパキしている。寛之に告白を一度は無下に扱われたが、結果的に寛之と付き合うことが出来た。王都出発前に冒険者ランクが鉄に昇格された。ギルド突入は後発組。姉の聖美に寛之と付き合っていることを報告したが、気絶された。セーラと共にシャロンたちと合流すべく奥へと進んだ。

氷属性の魔法剣:剣に冷気を纏わせる魔法。直接相手を斬りつけたり、氷の刃を飛ばしたりと遠近両用の使い方が出来る。


守能寛之

直哉の中学の頃からの友人でアニメやゲーム(アクションRPG系、音ゲー)が大好きな17才。誕生日は5月4日。身長161cm、体重57kg。七三分けの黒髪。元々肥満体だったが、ミレーヌとの格闘術の訓練の間に容姿が激変し平均的な体系になった。辛抱強く、聞き上手な一面がある。異世界に来た当初は肉や魚が食べられないことにショックを受けていた。宿屋の一室を借りて住んでいる。隣の部屋にはディーンとエレナが住んでいる。自分の使える魔法が障壁魔法だと知った時には落ち込んでいた。胸は大きい方が好み。このことで直哉とは意見が食い違う。茉由からの告白を一度は無下に扱ったが、結果的に茉由と付き合うことになった。王都出発前に冒険者ランクが鉄に昇格された。暗殺者ギルド突入前に直哉を気遣うそぶりを見せた。ギルド突入は後発組。ギルド突入後の戦いにおいてアレッシアを障壁魔法を使いこなして撃破した。一階に着いてからはシャロンの指揮する階段を降りる組に入った。聖美に茉由と付き合っていることを伝えようとした。セーラと共にシャロンたちと合流すべく奥へと進んだ。

障壁魔法:半透明の壁を出現させる魔法。主に自分や仲間を守る際に使うが、使い方次第では踏み台にしたり、カケラを相手に飛ばして攻撃したりできる。


弥城洋介

直哉の友人で夏海の幼馴染の17才。誕生日は6月7日。身長182cm、体重73kgの大男。スポーツ刈りにした茶髪で体格もがっしりとしているモテ男で、直哉たちの中で一番のパワーを持つ。三国志が好きでヲタクへの理解がある。コミュニケーション能力が高い。現在は冒険者ギルドの2階に住んでいる。また、攻撃にはパワーはあるが、動きが鈍いためかわされやすい。好みの胸のサイズは「好きになった人のサイズが好き」。王都出発前に冒険者ランクが鉄に昇格された。ギルド突入は後発組。ギルド突入後にテオと交戦し、素早い動きに翻弄されながらも紗希から教わった抜刀術と雷霊砲で撃破した。一階に着いてからはシャロンの指揮する階段を降りる組に入った。セーラと共にシャロンたちと合流すべく奥へと進んだ。

雷の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に雷を纏わせてを叩き込むか、狙いを定めて一気に雷による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


武淵夏海

直哉たちの先輩で、洋介の幼馴染の17才。誕生日は9月23日。身長172cm、体重55kg。スリーサイズは89/64/92。普段は茶髪のショートヘアの髪をクラウンブレイドにしている。モデル体型で出るところは出ている。誰に対しても優しく、偏見を持たない。暗い所や幽霊が大の苦手。日本刀ヲタク。洋介と親しげに話す精霊に嫉妬したりする一面も持つ。意外と男の裸を直視できなかったりとうぶな面がある。現在は冒険者ギルドの2階に住んでいる。王都出発前に冒険者ランクが鉄に昇格された。ギルド突入は後発組。ギルド突入後の戦いではヴァネッサを重力魔法を用いて撃破した。不用意にヴァネッサに近づいたことで一転、窮地に陥るも何とか気絶させることに成功する。一階に着いてからはバーナードの指揮する扉の先に進む側に加わった。

重力魔法:対象を重くしたり軽くしたりと重力を操る魔法。重力を横方向にかけたりすれば素早くその方向に動く事が出来る。


ウィルフレッド

ローカラトの町の冒険者ギルドのマスターをしている銀髪の男性。42才。身長179cm、体重70kg。怠け癖があり、ギルドマスターとしての職務をサボりがちで、娘のミレーヌに頻繁に怒られている。自身の部屋には数えきれないほどの本が並んでいる。普段からは考えられないが、世界に史上2人しかいない白金プラチナランクの冒険者。直哉たち6人をギルドに連れて帰った。ギルドを襲撃してきたギケイに格の違いを見せつけた。宿泊する王都の宿屋を貸し切っていた。ミロシュからもらった暗殺者ギルドのデータを元に作戦を考えた。ギルド突入の先発組の指揮を担った。とても戦いながら指揮をしてるとは思えない指揮をした。一階に到着すると他の8人と共に扉の奥へと進んだ。魔力が視覚化できるほどに多い。ユメシュとの戦いに割って入ってきた直哉を力でねじ伏せる。ユメシュの足止めを直哉に任せてギルドメンバーを連れて撤退を指示した。

同化魔法:あらゆる物質、魔法と一体化する魔法。ただし、一度に同化できるのは一つの属性だけである。


ミレーヌ

ウィルフレッドの娘。21才。身長169cm、体重52kg。スリーサイズは87/64/91。父親と同じ銀色の髪をしている。礼儀正しく、気が利くしっかり者のお姉さんである。そんな性格だからこそ父・ウィルフレッドの職務怠慢を注意したりしている。怒ると怖かったりする。冒険者ランクはスチールで、寛之に格闘術を教えた。ギルドでのギケイとの戦闘では敗北し、腹部を刀で貫かれる重症を負った。ギルド突入は先発組。階段で倒れている寛之を発見した。ラウラに寛之のことを好きなのかを聞かれて、一応否定した。一階に着いてからはバーナードの指揮する扉の先に進む側に加わった。目覚めてすぐにウィルフレッドの指示でバーナードと共にジョシュアの元へ向かった。

真偽判定魔法:言っていることが嘘か本当かを見分けることが出来る魔法。


ラウラ

ミロシュの姉で、シャロンの姪。23才。身長175cm、体重57kg。スリーサイズは88/66/94。普段は空色の長い髪をポニーテールにしている。面倒見が良いが、人の話を最後まで聞かない一面もあったりする(主にミロシュの)。冒険者ランクはミレーヌと同じスチールだが、最近はギルドでの雑用をこなしている。ギルドを襲撃してきたギケイに目の前で弟のミロシュを殺された。弓の扱いに慣れており、ギルド突入は先発組。ケガをした寛之、夏海、洋介を治癒魔法で治療したりとサポート面で活躍した。一階に着いてからはバーナードの指揮する扉の先に進む側に加わった。目覚めてすぐにウィルフレッドの指示で直哉の治療に当たった。ミロシュの死は割り切っている。直哉に前を向いていてほしいというをした。

治癒魔法:対象の傷を元の状態に治す魔法。


ミロシュ

ラウラの弟で、シャロンの甥。22才。身長176cm、体重68kg。姉と同じ空色の髪を刈り上げている。何でも屋の店員で、ぱっと見はのんびりとした優男。姉・ラウラの話を最後まで聞かないところに悪態をつくこともしばしば。ウィルフレッドに暗殺者の数や気を付けるべき暗殺者の名簿や暗殺者ギルドの構造の写しをウィルフレッドに渡したが、ラウラを庇ってギケイに斬り殺された。

空力:空気を固めて足場にする風属性の魔法。


ディーン

語尾に『ッス』がつく青銅ブロンズランクの茶髪の冒険者。16才。身長160cm、体重56kg。人当たりが良く、仲間思い。エレナとは幼馴染でエレナだけはさん付けで呼ばない。宿屋に部屋をエレナと一緒に借りており、寛之とは部屋が隣同士。ギルドを襲撃してきたギケイとの戦闘ではまるで歯が立たずに短剣を腹部に命中させられた。某恋のキューピッドに触発されてエレナに自分の気持ちを伝えた。ギルド突入は後発組。ウィルフレッドと合流するより先にバーナードと合流することを提案し、シャロンとエレナの二人と扉の奥へと向かった。

聖属性の魔法剣:剣に白い光を纏わせる魔法。直接相手を斬ったり、光の刃を飛ばすことも出来る。


エレナ

青銅ブロンズランクの冒険者でディーンの幼馴染。16才。身長147cm、体重42kg。スリーサイズは73/56/79。栗色の髪をサイドテールにしている。日常的な場面ではドジっ子っぽい一面もある。紗希には動きがぴょこぴょこしていて可愛いと言わせる、小動物のような魅力がある。宿屋の部屋をディーンと一緒に借りていて、寛之とは部屋が隣同士。ギルドを襲撃してきたギケイとの戦闘ではまるで歯が立たずに短剣を腹部に命中させられた。某恋のキューピッドに触発されてディーンに自分の気持ちを伝えた。ギルド突入は後発組。ディーンとシャロンの二人とバーナードたちを呼び戻すために奥へと進んだ。

砂魔法:砂の壁を作ったり、砂嵐を放ったりと射程範囲が広いものが多い。


ロベルト

白髪頭の小柄な老人で、63才。身長150cm、体重59kg。普段、ギルドでは鍛冶師スミスとして働いている。温和で年長者の風格が漂っているが、以外にもシルバーランクの冒険者だったりする。ギルドが出来た頃からのメンバーでもある。見た目からは想像できないパワーの持ち主で、大戦斧と大盾を扱う。ギルド突入は先発組。一階に到着するとウィルフレッドの指揮の元、扉の奥へと進んだ。目覚めてから直哉がユメシュを足止めすることに反対した。


シャロン

灰色の髪をした女性。40才。身長170cm、体重53kg。スリーサイズ85/64/91。温厚な常識人。ギルドでは魔道具を専門に作っている。魔鉄ミスリルランクの冒険者で、ラウラとミロシュの叔母に当たる。直哉に付与のやり方を教えた。ギルド突入は先発組。一階に着いてからは紗希、寛之、洋介たちの階段を降りる組を指揮した。ディーンの提案に従ってディーンとエレナの二人を連れてバーナードたちを呼び戻しに奥へと向かった。

付与魔法:物質や生物に指定した効果を付与エンチャントする魔法。付加術に比べて威力が高い分、付与エンチャントに時間がかかるため、戦闘中での使用は不可。


雷の精霊

洋介の肩にいることが多く、夏海からはライバル視されている節がある。戦闘時は姿を見せない。語尾には必ずYOがつく。


レオ

銀色の毛並みをした猫♂。光るものが大好き。現在はウィルフレッドの飼い猫としてギルドの奥の部屋で飼われている。爪をミスリルのように硬くさせる魔法のようなものが使える。ギルドを襲ってきたギケイに一撃を見舞うも、反撃されてケガを負った。そして、その状態のまま直哉の家へギルドの危機を知らせた。


ジョシュア

町の西の通りにある運送ギルドのマスター。38才。身長は195cmの大男。体重は83kg。物腰が柔らかで親しみやすい。夏海に槍の稽古をつけた。足のケガを理由に8年前に冒険者を退いた。寛之と茉由の最初のクエストの依頼主でもある。直哉たちを王都まで送り届けた。


バーナード

鋼ランクの冒険者で、ローカラトの町にあるもう一つの冒険者ギルドのマスター。身長180cm、体重71kg。灰色の髪に翡翠色の瞳が特徴の24才。とっつきにくい雰囲気を纏っており、自分の戦闘技術に自信を持っている。ギルドが1つになった後はマスター補佐の役職を与えられている。ギルドを襲撃してきたギケイに敗北し、左腕を斬り飛ばされた。その後は義手アガートラムをはめている。ギルド突入は先発組。突入後、ウィルフレッドからは性格が丸くなったと称された。ミレーヌのことが気になってはいる様子。一階に着いてからは夏海、ミレーヌ、ラウラたちの扉の先に進む側の指揮を執った。目覚めてすぐにウィルフレッドの指示でミレーヌと共にジョシュアの元へ向かった。

爆裂魔法:物体を爆破し、ダメージを与える魔法。威力は魔力を調整することで変えられる。


シルビア

アイアンランクの冒険者。22才。身長165cm、体重49kg。スリーサイズは78/62/89。亜麻色の髪をポニーテールにしている細身の女性。セルリアンブルーの瞳をしている。真面目でストイックな性格。ギルドを襲撃してきたギケイに敗北した。紗希に再戦を挑むも敗北する。直哉、紗希、茉由の3人に『八人の英雄』の話を教えた。ギルド突入は先発組。一階に到着するとウィルフレッドの指揮の元、扉の奥へと進んだ。撤退前に直哉に魔力の一部を貸し与えた。

風属性の魔法剣:剣に風を纏わせる魔法。目に見えずらい風の刃を放つことが出来、回避が難しい。


デレク

アイアンランクの冒険者。20才。身長184cm、体重74kg。気性が荒い青髪紅眼の男。怪力の持ち主で格闘術が使える。ギルドを襲撃してきたギケイに腹部を刀で刺されて敗北した。ギルド突入は先発組。一階に到着するとウィルフレッドの指揮の元、扉の奥へと進んだ。

酸魔法:触れたものを溶かす魔法。広範囲に大波状に放ったり、武器の周囲に纏わせることも出来る。殺傷能力が高すぎる魔法。


ローレンス

アイアンランクの冒険者。21才。身長171cm、体重64kg。深緋色の髪に薄紅の瞳をしている。バーナードに尊敬の念を抱いている。普段は冷静だが、予想外の出来事が起こると苛立ちが顔や口調に反映される。ギルドを襲撃してきたギケイに敗北した。ギルド突入は先発組。一階に到着するとウィルフレッドの指揮の元、扉の奥へと進んだ。

音魔法・轟音:鼓膜が破れそうなほどの大きな音を響かせる。これで連携をやりづらくすることも出来る。


ミゲル

アイアンランクの冒険者。20才。身長160cm、体重56kg。群青色の髪にオレンジの瞳を持つ、小太りな男。お調子者で、調子に乗っているときは周りがちゃんと見えていない。ギルドを襲撃してきたギケイに神経を斬られて敗北した。ギルド突入は先発組。一階に到着するとウィルフレッドの指揮の元、扉の奥へと進んだ。

硬化魔法:自分の体を鋼を上回る硬度に変化させる魔法。ただし、魔法への抵抗はないため、防げるのは物理攻撃だけ。


マリー

アイアンランクの冒険者。20才。身長155cm、体重43kg。スリーサイズは77/58/83。露草色の髪に銀鼠色の瞳をした小柄な女性。前髪を白のヘアピンで留めている。明るく高飛車な一面がある。ギルドを襲撃してきたギケイに敗北した。ギルド突入は先発組。一階に到着するとウィルフレッドの指揮の元、扉の奥へと進んだ。撤退前に直哉に魔力の一部を貸し与えた。

召喚魔法・氷装:氷の装備を召喚する魔法。装備なので武器だけじゃなく防具も含まれる。


スコット

青銅ブロンズランクの冒険者。18才。身長173cm、体重65kg。ピーターの双子の兄。柿色の髪に朱色の瞳をしている。バーナードからの信頼も厚い。おしゃべりな性格で調子に乗りやすい。ギルドを襲撃してきたギケイに敗北した。ギルド突入は先発組。一階に到着するとウィルフレッドの指揮の元、扉の奥へと進んだ。撤退前に直哉に魔力の一部を貸し与えた。

風の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に風を纏わせて一撃を叩き込むか、狙いを定めて一気に風による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


ピーター

青銅ブロンズランクの冒険者。18才。身長170cm、体重63kg。スコットの双子の弟。スコットと同じ柿色の髪と灰茶色の瞳をしている。短気で長ったらしい話が嫌い。おしゃべりな兄、スコットを嗜めることもしばしば。ギルドを襲撃してきたギケイに敗北した。ギルド突入は先発組。一階に到着するとウィルフレッドの指揮の元、扉の奥へと進んだ。撤退前に直哉に魔力の一部を貸し与えた。

炎の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に炎を纏わせて一撃を叩き込むか、狙いを定めて一気に炎による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


セーラ・リラード

冒険者ギルドの東の方にある何でも屋の店主。25才。身長170cm、体重58kg。スリーサイズは89/67/91。明るい雰囲気な女性で、スプリンググリーンの髪にターコイズブルーの瞳をしている。リラード伯爵家の娘。所作が綺麗で、元王国騎士団に所属していた。8年前、クレマンという婚約者がいたが、暗殺者によって殺されたことにより、騎士団を辞めた。現在は娘2人と共に暮らしている。ギルド突入の際には後発組の指揮を行った。涙ながらに茉由たちを逃がそうとしていたところをギケイに殺されそうになるも直哉に間一髪のところで助けられる。シャロンに直哉の暴走状態のことを伝えた。寛之たちの意見でシャロンたちと合流すべく奥へと向かった。

糸魔法:魔法陣から糸を繰り出し、対象を拘束したりできる。


ユメシュ

暗殺者ギルドのマスター。聖美をさらった張本人。不安と恐怖に苛まれている直哉に水槽に入っている聖美の姿を見せ、裏切りを誘発させようとした。魔力が視覚化できるほどに多い。


ギケイ

暗殺者ギルド最強の男。30才。身長は177cmで、体重は69㎏。腰に届くほどの黒髪に黒の瞳をしている。一人称は『それがし』。閃光のように素早く動けるが魔法は使っていない。神経を断つ技も使うことが出来る。一人で、冒険者ギルドを血の海に変えたほどの実力者。ギルドの地下で直哉たちを待っていた。直哉に仲間が死んでいく様を見届けさせるためにわざと急所を外した。竜の力を暴走させる直哉の前に成すすべなく敗れる。


オルランド

逆立った紫紺の髪に濡れ羽色の瞳をした褐色肌の大男。身長は180cm。直哉を仕留めそこなう。紗希と交戦するも実質的には相打ちとなった。


テオ

ボサボサの黄土色の髪をした男。闇に隠れていたのをセーラに見破られた。武器は短剣。素早い動きで洋介を翻弄するも、抜刀術と雷霊砲の前に敗北。


ヴァネッサ

鉛色のセミショートの女性。琥珀色の瞳を持っており、武器は長槍。夏海と交戦する。鋭く的確な槍さばきで夏海を追い詰めるも重力魔法の前に敗れる。不用心にも近づいてきた夏海に止めを刺そうとするもそれも叶わずに気絶させられた。


アレッシア

クローを装備した褐色肌に緋色の長髪をうなじ辺りで結んでいる女性。身軽そうな服装で防具は一切つけていない。茉由に襲い掛かるも、寛之に阻止される。その後、寛之と死闘を繰り広げた末に障壁魔法によって敗北する。


ジェラルド

他の7人の英雄が総がかりで戦ってもかすり傷の一つも付けられなかったほどの圧倒的な強さを誇る英雄。20年前の王国軍総司令。ジェラルドは平民上がりの英雄として、最も人気がある英雄。取られた異名は“魔法の破壊者”。何でも近づいた魔法を破壊してしまう。17年前に消息を絶った。


アンナ・スカートリア

スカートリア王国の元女王。取られた異名は“常勝じょうしょうの女王”。軍の指揮に優れていたことからこの異名が取られた。17年前に王位が今の国王に移ってからは何も分からない。


オリヴァー・スカートリア

アンナの弟で現在の王国軍式近接格闘術の始祖と呼ばれる人らしい。取られた異名は“死神”。姿を自由自在に消せることができ、王国に楯突く者たちの始末をしていたことからそう呼ばれている。19年前から行方が分からなくなっている。


レイモンド・ヒューレット

現在の第一王国騎士団長。軍務卿の次男で家督が継げないために騎士団へ入った大男。取られた異名は“覇王”。王国一の怪力を誇り、山をも吹き飛ばすことから、この異名が付いた。


フェリシア・レステンクール

現在の第二王国騎士団長。枢機卿の娘でレイモンドと同様、家督を継げないために騎士団へ入った。取られた異名は“聖霊女王せいれいじょおう”。光の精霊魔法を自在に使うことからこの異名が付いた。


ランベルト・ガリエナ

現在の第三王国騎士団長。伯爵家の四男で、レイモンドやフェリシアの2人同様、家督を継げないために騎士団に入った。取られた異名は“氷壁ひょうへきの守護者”。氷の壁を作り、仲間の盾として戦ったことからこの異名が付いた。


シルヴェスター・シュトルフ

現在の第四王国騎士団長。公爵家の三男で、前の三人同様、家督を継げないために騎士団に入団した。取られた異名は“業火ごうかの剣王”。剣士として名を馳せていたことからこの異名が付いた。


セルゲイ

当時最強の冒険者だったために英雄に加えられた。ジェラルド同様平民上がりの英雄。取られた異名は“影帝えいてい”。影を自由自在に操ったことから由来している。19年前から行方が分からなくなっている。


クレマン・オルガド

セーラの婚約者。8年前に暗殺者ギルドの討伐に向かうも、殺されてしまった。


セーラの父

セーラに家宝のレイピアを譲った。セーラに国を守ることとは何かを説いた。このことがキッカケでセーラは何でも屋を開くことを決意した。

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