1 モーリッツの帰還


『二十五年契約公女 1625・十五年戦争編』


     × × ×     


 人生最後の夏を一緒に過ごしてほしい。

 そんな誘い方だと気を遣わせてしまうから、わたしは愛すべき魔法使いに「歴史の授業」をおねだりした。


「エマには『十五年戦争』の真相を明らかにしてほしいんだよね」

「兵営の報告書でも読めば」

「大本営発表よりタオンさんやロート伯から抜き取った記憶のほうが絶対に面白いよ。隠されがちな失敗談を反面教師にできるし」

「自分の失敗は大して活かせなかったくせに」

「耳がチクチクするなあ」


 わたしは苦笑いしつつ、ジョフロア料理長に作ってもらったケーキを口にする。

 旬の果物がふんだんに盛り込まれており、口の中が幸せであふれてくる。たまらない。こんなに美味しいものを独り占めしてしまって、いやはや申し訳ないねえ。


 対面の席に座るエマが、空っぽの皿をフリスビーのように振りかぶる。害意に気づいた女中たちが彼女の利き腕を取り押さえにかかるが、その前にエマの分のケーキが運ばれてきた。


 ジョフロア料理長が笑顔でケーキの内容を説明してくれる。


「クレロ産のアーモンドを練り込んだ生地にラズベリーを忍ばせ、その上に桃の甘煮とカラメルをかけ、じっくり焼いてタルトに仕立てました。その周りをブドウやスイカといった爽やかな旬の果物で彩っております。ごゆっくり、お召し上がりください」


 わたしはエマに訊ねる。


「食べたい?」

「あと四つ」

「さすがに太っちゃうよ」

「後でヨハンの家臣団、ヴェストドルフの世代から戦争の記憶を引っ張ってくる。ケーキ一つだとカロリーが足りない」

「そりゃ大変だね。ジョフロアさん、よろしいですか」


 一心不乱にタルトを頬張る彼女のために、わたしから料理長に追加の注文をさせてもらう。

 ジョフロアさんは楽しそうにうなずいてくれた。


「もちろんです。マドモアゼル・エマさんはいつも美味しそうに全部食べてくれますから、料理人冥利に尽きます。次はイチジクのムースにしましょうかね」

「あ、それはわたしも欲しいです」

「仰せのままに」


 颯爽と調理場に戻っていく我らが料理長。

 悲しいかな、もうすぐ「終わり」を迎えるとわかっているだけに、わたしは節制という言葉を脳みそから削除してしまっている。

 産後の太りやすい時期だからこそ気をつけるべきなのに。

 もし来年まで命があったら、きっと恐ろしいことになっていたはず──。


「マリー。美味しいものは笑顔で食べるべき」

「……そうだね。仰せのままに」


 わたしは愛すべき相棒の口元に付いていたクリームのおかげで、とても自然に笑うことができた。



     × × ×     



 一六二五年。初秋。

 同盟東部ヒューゲル公領・ラミーヘルム城に一人の男が戻ってきた。

 若くして廷臣の末席に加えられたものの、主君の言いがかりで城外に追放されてしまい、長らく遊学の旅に出ていた人物──その名をモーリッツ・フォン・ハーヴェストという。当時二十八歳。当然ながら、まだ赤髪の美少女ではない。中肉中背で顔と態度が人一倍大きい男である。


『至急戻れ』


 主君が送ってきた手紙は非常に短いものだったが、聡明なモーリッツには十分だった。

 昨年来、世相が大きく変わりつつある。旧教派の大君が調子に乗りすぎた。自分の信仰を諸侯や領民に押しつけようとした結果、猛烈な反発を招いてしまった。ついには足元のヴィラバ王冠領においてコンセント城の代官が窓から突き落とされ、ヴィラバ人の新教派が新たな君主を担ぎだしたという。


 宗教戦争の勃発。新教派のヒューゲルにとっては好機とみるか、危機とみるか。

 モーリッツの思考は故郷の門前に立ってなお、まとまりそうになかった。


「アニキ! お久しゅうございます!」


 城の南門で彼を出迎えたのは、猛禽類の如き相貌の若武者。三歳下のアルフレッド・フォン・タオンだった。

 それがしが城内の学問所にいた頃には随分と連れ回したものだ。弟分との再会にモーリッツの頬が緩む。


「アルフレッド。その年で南門衛兵の隊長とは出世したものだな」

「へえ。コンラート様に引き立てていただきました。我が家の騎兵を合わせ、戦場いくさばで大暴れしまっさあ」


 新品の胸甲を身にまとう弟分の姿に、モーリッツは城内の雰囲気を垣間見る。

 主戦論が強い。某の役割はおそらく──。


「モーリッツよ。過去の件は水に流そう。お前を城代に任ずる。宰相と軍事総監を兼務し、余の遠征を支えるのだ」

「ははっ」


 ラミーヘルム城の大広間で受けた辞令は、モーリッツの予想通りだった。

 我が君・ヒューゲル公コンラート六世は宗教戦争のどさくさ紛れに『未回収のヒューゲル』を取り戻そうとしている。新教派の戦線に加わり、勝者の側につくことができれば、先祖が失った土地の領有を認めてもらえるかもしれない。


 評定の席を見渡せば、先方三家を筆頭に家臣の歴々が血沸き立っている。彼らも新しい領地が欲しいのだろう。

 アルフレッドが雄叫びを上げる。


「フォオオーッ! アニキが助けてくれるなら百人力でさァ! コンラート様、今すぐにも出立しましょうぜ!」

「余も同感だ。皆の衆、異論あるか?」

「無し!」「無し!」「無し!」

「では、出るとしよう! まずはいけ好かないコモーレン伯を討つ! 首をヒゲごと切り落としてくれるわ!」


 コンラート六世が中世風の狩衣姿で中庭に向かい、颯爽と白馬に飛び乗る。主君と評定衆の『戦う者』たちは騎乗したまま城内の大通りを進み、そのまま城門を抜けて北街道を駆けていった。総兵力は三十騎程度。


 突然の出立に徒歩の兵士たちが付いていけるわけもなく。

 城内のあちこちで招集のラッパが吹き荒れ、「急げぇ!」「ジュストコールに着替えろぉ!」「追いかけるぞぉ!」と怒号が飛び交う。半裸の男たちが小銃を片手に城を飛び出していく。


 これを支えろというのか。この有り様を。

 モーリッツは傍らにいた廷臣のハインに「株仲間の馬車を借り上げろ」と指示を飛ばし、兵営の将校には街道警備隊にコンラート六世を守らせろと命じた。

 翌々日、敵将コモーレン伯が居館から逃亡したとの報告を受けるまで、モーリッツは生きた心地がしなかった。


 同時に主君が恐るべき姦計──狩りのついでにコモーレン伯に会いにきたとウソをつき、堂々と城館の中に入り、平時で衛兵が少ない砦内を一方的に荒らしまわったという話を耳にして、頭を抱えた。


「奇襲と呼べば『聞こえ』は良いが、ほとんど匪賊のやり口ではないか。某は戻ってくるべきではなかった。これでは世間を……」

「アニキ、前線の村で敵兵を七人ぶっ殺してきましたぜ! コンラート様からいただいた褒美の金で祝杯あげましょうや!」


 ラミーヘルム城に戻ってきたアルフレッドが、血のついた布袋を自慢げに掲げる。


「アルフレッドの奢りならいいが……本当に敵兵なのだろうな? いただいた金ではなく、村にあった物を……」

「相手は所詮泥棒の子孫でさあ、細かいことはいいでしょうよ! おい、そこのお前らも! 今夜は飲むぞォ!」


 いつの時代も勝利の美酒は美味いらしい。

 南門衛兵たちは路上で肩を組み、ヒューゲル名物・しょっぱい肉と薄味のビールを飲み干していった。


 モーリッツはアルフレッドにおねだりされ、二人がかりで複数の商売女と交渉し、草むらで夜空を見上げながら人生の意味を問い直すことになった。

 某の故郷にいるはずなのに別の土地に連れてこられたようだ。さながら蛮族に囚われた、古代帝国の知識層の気分といったところか。

 戦争が引き起こした濁流のような興奮が、じわじわと伝染してくる。恐ろしい。モーリッツは周囲のなまめかしい嬌声から意識を遠ざける。


 翌日。ヒューゲル兵営のクランツ大尉率いる二個梯団がクラーニヒ砦を取り囲んだ。

 コンラート六世は二日酔いで布団から出られず、先方三家の面々も同様だったため、城代のモーリッツが前線まで出向き、攻城戦の監督を行う羽目になった。


 その翌週にはシルム郊外の牧草地で梯団同士の会戦が勃発。

 モーリッツは借り上げた馬車をフル活用し、前線に素早く野戦砲を供給してみせた。

 アルフレッド率いる騎兵隊の抜刀突撃が会戦の勝利を決定づけ、仇敵ヒューゲル三人衆を国外に追い出すことができたが……先代公の闘争心は衰えない。


 コンラート六世は赤ワインに口をつけ、大広間で高らかに宣言する。


「余の旧領回復せり! 次はシュバッテンを落とし、ヴィラバに赴き、我ら新教派による新たな大君に味方するぞ!」

「フォオオーッ! やっちゃいますかァ!」

「…………」


 雄叫びを上げる弟分とは対照的に、モーリッツの顔色は優れない。深く考えずに突っ込んでいく将兵を支えるのは自分それがしだから。

 まだ若かった彼にとって、これは約十五年間の苦難の日々の始まりに過ぎなかった──。


「……いや、ちょっと待って」

「なに?」


 わたしの挙手にエマが面倒くさそうに答える。


「いくらなんでもタオンさんが蛮族すぎない? フォオオーッ! とか絶対言わないでしょ、あの人」

「アルフレッドとモーリッツの記憶をつなぎ合わせた。ほとんど史実。エマを疑うなら、もう話してあげない」

「別に疑ってないけどさ。台詞とか演出に多少色がついてそうで」

「アルフレッドは原色そのまま」

「あの世でどんな顔して会えばいいのやら……」


 わたしは苦笑いするしかない。

 蛮族のような若武者が、わたしの知る『人格者の紳士』に変わっていった経緯が気になる。落馬して頭でも打ったのかな。



     × × ×     



 ヒューゲル公から矛先を向けられたシュバッテン側の対応は早かった。

 アルフレッド率いる千二百名の包囲軍に城門を砲撃されると、ただちに白旗を上げたという。


 これでヒューゲルはヴィラバ方面へ進めるようになった。コンラート六世とアルフレッドは、シュバッテン伯と城下の盟を結び、のちに『言い訳街道』と呼ばれることになるゲム=ストルチェク街道を東進していった。

 城下の盟──敬虔な旧教派のシュバッテン家にとっては屈辱的な降伏条件だった。当主の代替わりはともかく。よりによって新教派への改宗を迫られるとは。シュバッテン家中は領民を巻き込んだ大混乱の末、分家の部屋住み次男坊オトマーが改宗に応じることになった──。


「生ぬるいな。ここでシュバッテン家を滅ぼしておけば、お前の故郷・ヒューゲルはもっと強い国になれたというのに」


 わたしの部屋まで暇つぶしにやってきたヨハンが、過去の歴史にケチをつけてくる。

 たしかに当時のイケイケなヒューゲルならシュバッテン家を族滅させていてもおかしくない。道徳的にはおかしいけど、先代公ならやりかねないという意味で。


 わたしたちの疑問にエマが答えてくれる。


「当時のアルフレッドたちはヴィラバ行きを急いでた。コンセント城ではヴィラバ人に招かれた『新皇』が即位式を終えたばかり。早く行かないと恩を売れないし、ヨハンのおじいさんとも戦えない」

「雪山の戦いか。オレの祖父を含めた旧教派諸侯が自称『新皇』討伐に出向いたそうだが、ヒューゲル兵とは戦っていないはずだ」

「間に合わなかったのは結果論。シュバッテン占領用に部隊を裂いていたら、戦場で戦力が足りなくなる。指揮官のヨハンならわかるでしょ」

「まあな。ところで、いつになったらエマはオレのことを大君陛下と崇めるようになるんだ。タメ口なのはお前ぐらいだぞ」

「どうでもいいから話を続ける」


 エマは手持ちの冊子をめくる。ヨハンの不満そうな様子が面白かった。ふふふと笑ってしまう。


 彼が話していたとおり、ヒューゲル兵は『新皇』を助けられなかった。

 コンセント近郊の決戦に敗れた新教派諸侯は潰走し、ヴィラバ人たちも旧教派に鎮圧されてしまった。


 翌年の四月。ヒューゲル公コンラート六世は、同盟北部の古城において元『新皇』フラッハ宮中伯マルセルとの接見を許された。

 マルセルは新皇の称号を捨てることで旧教派の大君に許しをうていたが、当の大君からは討伐軍を差し向けられていた。本拠地のフラッハ州を占領されてしまい、あちこちを逃げ回っていたという。

 そのせいか、当時のマルセルは酒に依存し、相当に憔悴しきっていたらしい。


「ヒューゲル公。旧教派は我々を皆殺しにするつもりだぞ。我らの死体を全て教皇府に献上せねば、気が済まないのだ」

「抗うしかありません。立ち向かいましょう」

「ヴィラバでは苛烈な新教派狩りが行われているそうだ。恐ろしいことだが、もはや彼らに助けを求めることはできまい。我らだけでも力を合わせ、聖書信仰を守りぬこう」

「もちろんです。マルセル殿下は引き続き新教派を導いてくだされ」

「ああ」


 二人は固く手を握り合った。

 しばらく経ち、マルセルの古城には各地の新教派諸侯が続々と参上してきた。

 その中にはグリュンブレッター辺境伯・ジューデン公など大領主の姿もあり、単独で旧教派の討伐軍と渡り合えそうなほどの兵力を率いていた。彼らは一様に「マルセルを守れ」「信仰を守れ」と叫び、古城の周りに大掛かりな砦を築き始めた。


 ここでコンラート六世とアルフレッドは一計を案じる。


「このまま新教派の兵営にいても手柄は大国に取られてしまう。アルフレッドよ。余は旧教派の背中を叩くべきだと考える」

「正面でドンパチするより楽しそうですねェ、南部の教会領を荒らしましょうや」

「世俗の領地も荒廃させる。敵が我らを止めるために前線から兵を引き抜けば、前線の新教派が有利になるというもの。力を合わせるとは、こういうことよ」

「こりゃ血が沸き立ちますわァ」


 彼らはマルセルから許可をもらい、目立たないように分散・擬装しながら同盟南部に向かった。

 そのせいでヒューゲル本国とは連絡がつかなくなってしまったが、コンラート六世は気にしていない様子だった。


「今後は何でも現地調達できるぞ! あの川の向こうはボーデン侯領、何でも好きなものが手に入る!」

「モーリッツのアニキの喜ぶ顔が目に浮かびますねェ! 本国から物資を送らなくて済むんですから!」

「ガハハハハ! あいつの笑ったところを余は見たことがないぞ!」

「陰気な顔で笑いますよ、アニキは!」


 川原の野営地で呑気に酒を飲みかわす主従。


 当のモーリッツは城内の家財道具を売り払うのに必死だった。一六二六年。新教派に鞍替えしたはずのシュバッテン伯が『雪山の戦い』の結果を知ってか、旧教派に再改宗した頃だ。

 ラミーヘルム城内には衛兵しか残っていない。今シュバッテンが攻めてきたらひとたまりもない。

 モーリッツは嫌がるヒューゲル家の女どもを説き伏せ、絵画や宝物を次々に売却していった。

 そうして手に入れた金銭で御用商人から武器を揃え、領民から義勇兵を募り、傭兵を招き、城の防衛力を整えていく。

 これでコンラート六世の本隊が戻ってきてくれたら、守りは万全となる……はずだった。


「なぜ本隊に早馬を飛ばしても返答が戻らない。どうなっているんだ。それがしが嫌われているせいか? いっそ伝令が空を飛べたらいいのだが、さながら天使のごとく……」


 もちろん当時のヒューゲルに空飛ぶ少女ユリアがいるはずもない。

 ただ、新大陸の魔法使い自体は徐々に奥州大陸ヨーロッパに持ち込まれつつあった。旧教派のオエステ商人が『奴隷ギルド』を結成し、オエステ国王の勅許を得て、旧教派諸侯に魔法使いを供給していた。

 キーファー公などの大領主は大金を叩いて「異端の新兵器」に救いを求めた。


 そうした風聞はモーリッツの耳にも入ってきている。


「噂の新兵器とやら。もし入手できれば切り札になろうが……相場を聞くかぎりでは要塞を築いたほうが安上がりだ。金欠のシュバッテンでは手が出まい。戦場いくさばで相まみえるとすれば、おそらくキーファー、トーア、ヒンターラント、ボーデン」


 指折り数えた末、薬指が揺れる。

 あの者ならば、どう用いるだろうか。

 尖塔の展望台で夜風を浴びながら、彼は遠き日の学友に思いを馳せていた──。


『某の独白を物語の引きに使うな』


 赤茶毛の乙女がエマの腕に抱きつく。

 傍から見れば身内で再会を祝しているようだが、実際には強引に読心術まほうを使わせるための接触行為だ。女同士でイチャイチャしているわけではない。


『後世のユリアを想起させるために台詞を脚色するな』

『某の過去は某のものだ。切れ端を都合よくつなぎ合わせるのはやめたまえ』

『もっと活躍した場面を使え』


 モーリッツ氏はエマの要約が気に入らないらしい。

 あくまで他者ヨハンの前では低地人の乙女ドーラ・ボイトンであるため、面と向かって抗議できないとはいえ、普段の彼はエマの能力から逃げがちなので自分からくっついていくのは珍しいなあ。よほど歴史の改変が許せないのか。


「全部語ってたら来年までかかる」


 公女わたし向けに彼の想いを逐次日本語変換してくれていたエマが、少し面倒くさそうに同盟語で呟く。

 それで全て伝わったようだ。

 赤茶毛の乙女は何も言わずにエマのソファから離れ、ヨハンの隣に腰を据えた。


「しばらくぶりだなドーラ。オレには抱きつかないのか?」

「ヒェッ」


 ヨハンの挑発的な物言いに紅くなる乙女に向けて、わたしは思わず花瓶を手に取りそうになり、いつぞやのお母様の様子を思い出す羽目になった。血は争えないってか。

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