昔、龍とケンカした事がある。

 どうも、精霊です。


 1つの種族が人間のために力を貸すって言ってくれた! やっほーい。

 浮遊霊の魔物たちなんだけどね。

 人間を脅かす事が生き甲斐だから、人間が殺されるのは困るんだってさ。

 まぁ、動機は不純でも力は貸してくれるんだし、問題ない。

 他は「味方ごとやりそうだからやめとく」

とか言ったコカトリスがいたわ。

 そして人間の町とか龍の所とか、あちこち回って得た情報もあるから書き出してみよう。


 ・やっぱり錬金術を使える人間はいない。

 ・どこかで転生が起きたような、魔力が大きく欠落している場所はない。

 ・灰色男は魔物の集落で買い物をした。

 ・初歩魔法の説明書を買っていった。

 ・堕ち物たちを、倒すわけでもなくじっと眺めていた。


 こんなところだな。

 ワケわかんないよ……

 今さら初歩魔法の説明書って何がしたいの?

 それよりね、俺は思ったんだよ。

 キングに精神操作の魔法をかけて堕としたの、こいつじゃないかなって。

 そうと分かれば、まだ分かってないけど。

 キングの協力は見込める!

 息子のためなら龍の奥さんもやってくれる!

 龍の強さは天災レベルだからね、奥さんだけでも問題ないでしょ。

 先行きが明るいぞ!


 まぁ、そんなわけでね。

 テンタたちもやる気になってるし、精霊の森に滞在してる人間たちに魔法も教えてもらってるみたいだし。

 龍の奥さんに森を任せて、明日から俺は灰色男を追うことだけに専念するぞ!

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