植物

パパシモン

ふたば

種から芽がでる。

小さい小さい芽。

ふたば。

これが元になって、大きな枝を作る。

土、水、太陽、風。

まわりの影響なくして、ひとりでに大きくならない。

毎日、農地を見に行けば、ひらひらと風でなびいている。

かわいそうだ、何かネットでも囲ってあげなきゃ。

勝手な情が芽生える。

違う。勝手なことをしなくても成長していく。


自分に重ねて思うことしばしば。

育てる、それは実になる結果を期待しているだけ。

なんとも打算的だ。

かわいいなんて、収穫すれば瞬間で消える。

食べてたら御終いだから。

ふたば、から連想する。

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