Scene:9「訓練」
割れた窓枠に手を掛け屋内へと飛び込んだ。
そのまま前転を行い、起き上がると同時に全速力疾走。振り返る事なく拳銃の銃口を背後に向けると引き金を引いて発砲する。
別に窓の向こうに敵がいる訳ではない。それは異能によって聞こえている足音によって確認済み。けれども、今必要なのは被弾するかもしれないという可能性だ。
その予想通り、足音は発泡による被弾を恐れてシュウの飛び込んだ窓際で静止する。
これで数秒の時間は稼げた。恐らく足音の主は様子を窺った後に自分と同様の手順で屋内に入ってくるだろう。
とりあえず目についたキッチンへと飛び込み隠れる。超音波で周囲を確認している暇はない。とはいえ、実の所、地形については知る必要はなかった。
家具の配置こそ多少変わっているだろうが、それ以上は変えようがないからだ。
穴の空いた床、ひび割れた壁、割れた窓枠。飽きるほど何度も見てきた光景。けれども、やはりというべきか家具の配置が前回と絶妙に変わっている事に気が付く。
その辺、絶対に手を抜かないなとそんな感想が漏れるが今はそんな事を考えている場合ではない。
何せ、今は訓練中なのだから……
今、シュウが行っているのは屋内戦を想定した模擬訓練。
戦場を建物の周囲のみとし一対一で戦うという訓練だ。片方は屋外から、もう片方は屋内からスタートするルールとなっている。
武器は刃引きされているものを使用し、銃弾の方も模擬弾が用いられている。
今回、シュウは屋外からのスタート。武器は拳銃と短剣を選択した。
通常、戦場の範囲上、屋外スタートは好きなタイミング、場所から屋内へと侵入し、屋内の方はそれを待ち受けるというのがこのルールでの定番である。
故に彼はまずはいつも通りに異能を使って中の様子を探ろうとした。
しかし、ここで想定外の事態が起こる。
なんと、屋内の敵が屋外に飛び出し先制攻撃を仕掛けてきたのだ。
これにはシュウも驚いて回避を選択。そのまま牽制を掛けながら後退し、そして屋内へと逃れて現在に至るのである。
呼吸を整えながらシュウは先程の敵の対応を考える。
あの先制攻撃の目的はシュウの異能封じだ。
異能で中を探る事で情報アドバンテージを確保しそのまま優位状態で押し切るのが屋外スタート時のシュウの攻撃パターン。
故に相手はそれを封じるために逆に攻撃を仕掛ける事にしたのだ。
こちらの位置はこれまでの対戦からある程度絞り込むことは可能であろう。
開始前に山を張ってスタートと同時に急行。そうして先制攻撃を掛ける事でこちらの情報収集を妨害するのがこの策の狙いという訳だ。
そういう意味では今回は見事にしてやられた。
勝ちパターンを潰され、こちらは完全に想定外の事態だ。
だが、まだ負けた訳ではない。相手の想定としてはこの崩している間に押し切るのが理想だったはず。けれども、まだシュウはやられていない。ここから立て直せばまだ勝ち目は残っているはずである。
とりあえず当面の方針の確認。まず超音波は封印。向こうは速攻を心掛けているはずなので解析している間に仕掛けられる可能性が高いからだ。同様の理由で音響解析も封印。
現状で使えるのは足音や物音からの大まかな位置や方向の把握。後は消音と多少の攻撃手段としての運用くらいだろう。
と、そこへこちらへ迫ってくる物音。
速い。警戒のために慎重に動いている様子はない。完全にこちらの索敵を潰すための速攻狙い。どうやら策を練る時間はなさそうだ。
とりあえず異能でこちらの物音は消してシュウは移動を再開する。
相手は現在、廊下を進行中。あまりに移動に迷いがないので退避先も山を張っている可能性が高いだろう。そしてその山は当たっている可能性が高い。
故にシュウはリビングを経由して相手の背後に回る事にした。
今いるキッチンへと向かうルートは廊下から直接向かうルートか、もしくはリビングを経由する二つのルートが存在する。
相手の動きは廊下からのルート。そのため、リビング側のルートを使えば背後を取ることが可能なのだ。
けれども、その目論見はシュウの目の前に飛び込んできたある物によって潰される事となってしまった。
物の正体はスタングレネード。この訓練に置いては手榴弾の代理として用いられているものだ。
回り込む事を読まれていたというよりもその可能性を考慮して牽制として投じていたのだろう。いずれにしてもそれを想定していなかったシュウとしては不意打ちだった事に変わりはない。
次の瞬間、閃光と音がリビング内を満たしたのだった。
咄嗟に異能で音をシャットしソファーの方に身を飛ばすシュウだったが、隠れきる事はできず、結果左目がやられてしまう。
そこへ飛び込んでくる相手。
相手はリビングにいるシュウに気が付くとそちらへと向けて発砲。
初弾が外れて、その間に別のソファーの影に隠れる事ができたシュウだったが、右目しか効かないため距離感がわからず拳銃で反撃しても中々狙い通りの所に弾が飛んでいかない。
それを見て一気に飛び込んでくる相手。どうやら必中距離で一気に勝負をつける気のようだ。
シュウは拳銃での迎撃を諦め顔面狙いで投擲し、相手が防御姿勢をとっている間に短剣へと持ち替える。
そうして自身も接近。身を低くして相手の足元へと向かう。
接近に気付いた相手は急遽足を止め、バックステップをとりながら迎撃の姿勢を取ろうとするが、防御姿勢で腕が上がった分、銃口が下へと向くのが遅れた。
すれ違いざまに右の足元に一撃。それで相手が苦悶の声を上げたのを見てとるとすぐさま反転、追撃へと入る。
だが、相手もさる者。追撃を予想し左足による後ろ回し蹴りを放ってきた。
左腕でガードするシュウだが、体重差もあって右へと身体が流されていく。
流れた体勢を立て直す頃には相手も迎撃の体勢を整え終えている。
相手のトリガーに掛かった指が僅かに揺れるのが見えた。
引くために力が入ったのだと考えて、シュウは右へと飛ぶ。
その直後、彼のいた場所に模擬弾が殺到した。
避けたシュウはそのまま接近を試みたが、彼が短剣の間合いに到達するよりも相手の銃口がシュウの身体を捉える方が早い。
放たれた模擬弾。流石にこの距離で反応して回避する術はシュウも持っていない。
そのまま彼は模擬弾の雨を被弾する羽目になったのであった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「何か言うことはあるか?」
訓練を終えて建物から出たシュウを待っていたのはオルストからのそんな問い掛けであった。
「完全に相手の策にしてやられたというのがまず最初の一点。後は解析系の技は時間が掛かるので現状、守りに入ると途端に使いづらくなるのを実感しました。そういう意味では最初の相手の攻勢で押し切られるケースは何としても避けないといけないと感じました」
「その通りだな。『相手に異能を使わせない事』は対異能者との戦いにおいては一番汎用度の高い対策の一つだ。これを叶えられるなら大半の異能者に勝つことができるだろうからな」
その点に関して言えばシュウも異論はない。
異能を使わない異能者は人と何ら変わりない。それは即ち、その間であれば人に通じる攻撃で倒す事ができる事を意味している。
であるなら『相手に異能を使わせない事』即ち『使われる前に倒す』という手段は異能者と戦う上では汎用性の高い効率的な戦い方だと言えるだろう。
かく言うシュウもそういった手段で敵の異能者を仕留めた経験はそれなりにある。
今回、相手が用いた戦術もそれの一つだ。シュウが相手の情報を得る前に仕掛ける。おかげでシュウは自身の異能の力を十二分に発揮する事ができなかった。
それでも一旦は凌いで再戦に持ち込む事ができたが、それは相手の戦術の完成度が不十分だったからだ。完成していたら逃げることもできずにそのまま押し切られて敗北していただろう。
オルストが指摘したい部分も恐らくそこだ。
勝とうが負けようが、今回の内容はシュウの弱点を上手く突いた戦術である事に違いはない。そのため『今後、同様の対抗手段を取られた時にどうするのか考えはあるのか?』というのが最初の問いの意味なのだとそうシュウは推測した。
「――現状の課題である解析の速度を上げたい所ですが、それも今すぐという訳にはいかないですからね……」
今回、その戦術が有効だったのは解析に時間が掛かるという問題があったからである。
だが、その部分は改善できない訳ではない。
異能の成長についてはまだ不明な部分も多いのだが、そもそもシュウの解析は異能とは関係ない人としての能力である。
である以上、その能力を向上させる事は可能であるはずだ。
上手くいけば行動しながら周囲の状況を把握する事も不可能ではなくなるはず。そうなれば先の戦術は無効になるし、何より戦闘の最中でもそれを活用する事が可能になってくる。
とはいえ、それができるようになるのは今日明日の話ではない。恐らくかなり先となるはずだ。となればその今日明日、生き残るために別の手法が必要になってくる。
けれども、残念ながら今のシュウにはそのための策が思いつかなかった。
そんな彼の返事を聞いて、オルストはため息を吐く。
「解析の速度を上げるのは当然だが、対応が甘かった事も敗因に影響している」
「? どういう事ですか?」
「お前の異能は攻めるのに向いている。そのため我々もそういった作戦にお前を参加させてきた。だが、それ故に守りの経験が不足している。守りに求められるものは何が起ころうとも必ず達成するための能力。今のお前にはそれが不足している訳だ」
その指摘になるほどと納得するシュウ。確かにこれまでの作戦の大半は自身が攻める側だ。それはこの訓練の屋内側でも変わらない。
自身の異能で敵の位置を掴んでるので相手が仕掛けるより先に仕掛ける事ができる。つまり、どちらの立場にせよ常にシュウは攻め側であったのだ。
だからこそ、それができなかった今回はかなり押し込められる形となってしまった。
あの時の対応力こそがシュウの本当の守りとしての実力。なるほど、そう考えればオルストの指摘通り守りの経験は不足していると言えるであろう。
「今後はここが強盗や他の勢力からの襲撃を受ける可能性も高くなる。となれば守り側としてお前を投入せざるを得ない状況も起こるだろう」
「――――」
十分あり得る話だ。ベリル瓦解による強盗の増加、カルセムの動き、それらを考えるとストラが襲われるという可能性は否定できない。
故にそれまでにしっかり経験を積む事。オルストが言いたいのはつまりそういう事だ。
「もう一つ助言だ。今、お前は音から現状を探っているが、戦場ではそれでは間に合わない事が多いのはわかっているな?」
「――そうですね。今回のも言ってしまえがそういうケースですし」
そう。今回、シュウが解析を諦めた理由には『解析の間、無防備になるから』の他に『解析がでた頃にはその情報に意味がないから』という理由もあった。
解析の結果が出る前にその結果が来てはそれをする意味はない。そしてそういう状況は決して珍しい話ではない。実際、過去に何度か経験があった。
「なら、今の内に音から未来を探る練習をしておけ」
「未来……ですか……」
言わんとしている事はわからない訳ではない。実際、近い事を何度化した覚えがあるからだ。
例えば足音の位置や間隔、移動速度からこちらに到達するまでにどのくらい掛かるかを解析する。これも言ってしまえば未来を探っていると言えるだろう。
ただ、オルストの言う未来とはそれだけではなく、他の手段も含まれている事が伺えた。
「私は戦いというのはチェスに似ている所があると思っている。手持ちの駒だけで未知の手に備えるには手に入っている情報だけで先の可能性を予想する能力が必要になってくる。お前の異能は攻撃能力こそ低いが音という特性上、応用が高く情報収集にも使う事ができる。加えてお前自身は頭を動かす方が得意と見える。なら、お前の武器はそれで伸ばすべきはその部分だ。その賢しさと耳で
察するに『いろんな情報を集めて未来を予測しろ』という事だろう。
しかし、オルストはその後に『だが、忘れるな』と言葉を続ける。
「どれだけお前が賢くなったとしても基礎能力が多くに影響を与える重要な要素である事に変わりはない。故にそちらにかまかけて基礎能力の向上の手を抜く事は許さないぞ」
「わかっています」
シュウとて疎かにするつもりはない。
異能があるとは言えシュウは十一歳だ。身体能力は大人にどうしても負けてしまう。
身長が足らず間合いが遠い時、筋力が足らず相手を仕留めきれない時、そして体力が足らず相手に逃げられた時、思うのだ。
――『ああ、自分にもう少し力があれば――』と。
子供達と遊ばず勉強に時間を割いていれば――、俯いている時間を訓練にあてていれば――、休憩ではなく対策の思考をしていれば――
たったそれだけの努力で手に入った僅かな力があれば、何かが変わったかもしれないのだ。
だから、基礎能力を伸ばせるだけ伸ばしたいというのは彼の偽りざる本心であった。
「それで具体的にどうすればいいんですか?」
「――これをやっておけ」
言葉と同時に放り投げられたそれ。
受け取って確かめてみるとそれは子供が使う小さなおもちゃのチェスセットであった。
携帯できる折り畳み式。広げる事で入れ物がチェス盤にとなるものだ。
入れ物の中が空洞なのでチェスの駒はその中に格納されているという訳である。
「まずはそれで基本を身に付ける。実戦向けはその先だ」
「了解しました」
チェスの例えが出ていたが、まさか本当にチェスをやれという事になるとは思わなかった。
改めてシュウは受け取ったチェスセットを眺める。
簡素な音からして安物なのは間違いないだろう。しかし、こんなもの集落の雑貨屋に売っていた記憶はない。そうなるといつ手に入れたのだろうか?
「――これはどこで?」
「前回、商隊が来た時に買った。手慰みにな」
「なるほど」
「話は以上だ。訓練を続けろ」
そうして去っていくオルスト。実の所、彼がシュウの所にやってくるのは別段珍しい事ではなかった。
必ず訓練時には顔を出し、シュウに何かを言って去っていく。
会話の内容は今回みたいに長話の時もあれば一言二言で終わる時もあった。基本的にはアドバイスや注意等の成長の糧となるものでシュウとしてはかなり助かっている。
兵達の方も慣れたもので二人が話をしている間も訓練は続いていた。
今度の対戦はかなり白熱しているようだ。建物内から銃声が二種類ひっきりなしに響いてくる。
シュウとしても負けたまま今日の訓練を終了するというのは悔しい。どうせなら勝って綺麗に終わりたいというのが彼の本音であった。
訓練へと戻ったシュウはそのまま終了時間まで訓練に参加し続けた。
ちなみに総合成績は四勝三敗。勝ち越しはしたものの微妙な戦績だった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ノエルさんは全問正解よ」
手書きで書かれた問題用紙に記述された解答を眺めて感想を述べる教師役の女性。
その視線の先にいるのはノエルである。
「やっぱり、外の子は勉強が進んでるわね」
「……その……ありがとうございます」
どう答えたらいいのかわからず、とりあえずノエルは褒められた礼を口にする。
周囲にいるのは少年少女。下は年少から上はノエルよりも少し年上の子達もいるようだ。彼らの中にはシュウの姿もある。
彼女が今いる場所。それは集落の住民達が大人数で集う時のために建設された共用の建物だった。それを今は勉学のために使用しているのだ。
そう勉学。今ここでは知識を得るための勉強が行われているのだった。
とはいえ、ノエルの知る学校の風景とは少し違う。
まずは生徒数。ノエルの知る学校は一つの教室に同年代が三十人近くいるが、この場所にいるのは十人ちょっと。それも年代の違う子達を含めてである。
余りにも寂しい人数。田舎の方ではそういうケースがあるという話はテレビ等でやっていたような記憶があるが、実際体験してみるとその感覚を実感してしまう。
とはいえ、そう思っているのは彼女だけで周囲の子達は寧ろ、騒がしくなったと感じているようだ。何せシュウに連れられてここにやってきた時、年少組等は喜んで彼女を歓迎してくれただから。
彼女を囲み騒がしく質問攻めにする彼らに驚き怯んだノエルだが、同時に彼らの歓迎っぷりに少し嬉しさも感じていた。
そこへ教師役の女性がやってきた始まった授業。その授業内容こそが二つ目の違う風景であった。
シュウから聞いた説明によると授業は年代ごとで内容変えず、全員で同一の授業を受ける形式との事。理由としては単純に教師役が不足している事とそもそも教えられる範囲が狭い事から。
教師役はそういう職や研究職であったものがやっている訳ではなく子供達の世話役となった人間が受け持っているだけだという。
加えて教科書の方も元なっているのは商隊から手に入れた本や電子書籍、さらには各々の知識をかき集めてどうにか形にしたものらしい。そのため教材としては不完全な代物なのだ。
それでも生活に必要なレベルの知識は得る事ができるし、将来のためにも知識は与えるに越したことはない。
そのため、集落では一定の年齢の子供達をここに集め授業を受けさせているのであった。
今日は算数の授業。
幸いな事にその内容はノエルにとっては覚えのあるものであった。
そのため彼女は復習感覚で教師の話を聞きながらホワイトボードに書かれた例題を頭の中で問いていく。
そうして次に行われたのは手書きで書かれた問題用紙による簡単なテスト。結果、ノエルは満点を取る事ができた。
「次、シュウ君。君も満点」
「ありがとうございます」
「また予習してたの?」
「
次に採点されたのはシュウ。
好成績を褒める女性に困ったように苦笑するシュウであったが、その返答に彼女は目を泳がせる。どうやら彼が兵として駆り出されている現状には彼女もいろいろと感じてるものがあるようだ。
今回は授業に参加しているシュウであるが、どうやら彼の参加率はマチマチらしい。
理由としては作戦等で集落を離れたり訓練と被ってそちらを優先させたり等……。
ただそれでは彼の知識が足らなくなり訓練にも差し支えるので不足分の知識は向こう側で教えたり参加できなかった授業のまとめを教師役が作って後日、当人に渡したり等して補っているそうだ。
シュウ自身も勤勉で手が空いた時に予習をしたりしているらしい。
そんな状態で好成績をキープ。正直、ノエルとしてはその真剣さを感心するしかなかった。
とはいえ、ノエルも他人事ではいられない。
今はまだ出番はないが、治癒系の異能の力をあてにされている以上、怪我人等が発生すれば最優先で治療へ向かう事になるだろう。
場合によって大量の負傷者の相手をする場合も……
その辺りの段取りは既にシュウから話を聞いているし、教師役の方にもその辺の連絡はいっているそうだ。
とにかくそうなればシュウと同様の環境である。
さらわれる前は勉強に関して正直に言えば好きとは言えないノエルではあったが、当たり前と思っていたものが享受できない今となってはなんというか不思議な感覚だ。
煩わしいものがなくなって嬉しいと思う一方で本当になくても大丈夫なのかという不安。そんな感覚が彼女の中で渦巻いている。
この感覚が長い間続けばシュウのようになるのだろうか?
そんな考えが頭に浮かぶが、その辺りは実際に体感してみないとわからない。
いずれにしてもしっかりやっていこう。そう心に誓う事にしたのであった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Scene:9「訓練」:完
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