帯むすび

キャラの年齢、身分、貧富の差がわかる

帯をしめた時にむすび目が見えるのは見苦しい

そこを綺麗に隠すために多様な帯むすびが考えられた


文庫系

特徴 大きな蝶々むすびをのせむすび目を隠す(現代でも浴衣に合わせる代表的な帯むすび)


武家

丸帯でかっちりつくる

若いお嬢様は羽根を大きく

年配の女性は小さめに

(武家の文庫むすび現代の花嫁の帯むすびに受け継がれている)


町方

大人から子供まで半幅帯で気軽に締める日常使いの帯むすび


お七むすび

豪華な帯を使う帯むすびだから裕福な家の娘しか締められない

左右のたれ下がりを思いきり長くする

普通の帯の1.5倍はある長い帯でないと締められない


だらりの帯

丸帯でさらに手数をかけてむすんだもの

特徴は中央のむすび目が見えないこと

むすび目の上に帯枕をのせその上から帯をかぶせる

左右のたれが交差したれ下がる


お太鼓系

特徴 上から帯をかけむすび目を覆い隠す

たれた部分を内側に折り畳み帯締めでおさえる


ひっかけむすび

帯締めをつかわない引き抜きむすびという方法

上へ引き抜いた帯をそのままたらす


柳むすび

帯枕などで背中にふくらみをだしたらす部分を長くした

動くと左右に揺れるのを柳にたとえた江戸芸者の定番


町方

つの出し

お太鼓の源流

町家のおかみさん、というとこの帯むすび

庶民は帯あげ、特に高価な帯締めは使わなかった

角出しも引き抜きむすび

昼夜帯という表に柄、裏が黒しゅすのリバーシブル帯がよく使われた

長さ4mくらいだからむすぶとかなりのボリュームに

3分の1くらいを裏返しバイカラーにして見せるのがおしゃれ


女中さんスタイル

帯の上から前掛けの紐を締める


吉弥むすび と 矢の字むすび

とてもよく似ているため時代や地域によって呼称が混同されている

矢の字むすびは一般的に西と東で左右が逆になることが多い


はさみむすび(突っこみむすび)

文字どおり結ばずに端を帯の中に挟み込む

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