第21話
バキャッ!!!
『俺の女にちょっかいだしてんじゃねーよ』
きゅんきゅんきゅ~んっ❤……
(えっ? えっ? えっ?
一ノ瀬君って、こんなにかっこよかった?
意地悪で、女たらしで、口からうんこの匂いがするのに……)
『ミカ、あいつらになんもされてないか?』
『うん。……で、でも、あたし、一ノ瀬君の女じゃないから!』
『フッ。そんなわがまま言う口は、黙らせてやらなきゃな』
ぶちゅうっ! れろれろれろ。
(あっ! 一ノ瀬君のうんこ臭があたしの中に……)
な、なんじゃこりゃー!!!!!
「あっ、パイセン、それいいっしょ! 『一ノ瀬君の口臭は即死レベルだけど、大好き!』。次の巻でミカちゃん、一ノ瀬のアナル舐めるんすよ。犬みたいにベロっベロ」
みゆきが俺の読んでるマンガをのぞいて、ついでにネタバレしやがった。
「・・・・・・確認したいんだけど、しょ、少女マンガってさ、いわば女の願望なんだよね?」
「そーっすねー。男はイケメンで、主人公の女の子はちょっとおバカで可愛い! ってのは定番っすから」
「男はアグレッシブすぎないか? 突然キスしたらやばいだろ」
「女はなんだかんだ言って肉食系が好きなんすよねー」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます