第16話 浜辺の散歩

空は瑠璃色でした。海はどこまでも広がり、白い砂浜はやわらかでした。私はひとつの光を握って砂の上を歩いていました。足跡が微かに残りました。大気はガラスの幕になって、この惑星を守っているようでした。浜には波が寄せました。鼓動が鳴ります。私は光を握ったまま、砂の上を歩いていきました。

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