あなたと街とハッピーカクテル
夜空の下
ぬるい風
妖しく煌めく街の光
行き交う人々
ちょっとおしゃれをした私の手を
あなたがそっと握ってエスコート
好きなの とっても
この夜の街
闇に輝く街の光は
どんな宝石も敵わない美しさ
光の元には 誰かがいるわ
誰かがいるから 明かりが灯るの
まるで一人きりで闇に飲まれたみたいな夜に
「一人じゃないよ」と教えてくれる
この無数の明かりが好きなの
何度も語った寂しがりの心を今日も
グラス片手に語れば
あなたはただ微笑んで聞いてくれる
今日はなにを飲む?
流した涙に とれたての夕焼けのかけらを浮かべ
迫り来る夜をイメージした闇色のリキュール
シェイクしたら 心のような酸っぱい果実を飾って
それともあなたといる夜だから
青空を切り取ったリキュールに甘い雲を少し
ハートのシロップとはじけるオレンジ
ゆっくりまぜて 幸せカクテル
次に会えるのはいつ?
ひとかけらの寂しさ 忘れるように
あなたの腕に抱きついて
夜に消えていく
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