第2話

悪役令嬢になったらやってみたい事

『他の令嬢を虐める』

「あらアナタ、何その服装は?」

近くに居た令嬢を止めて高圧的に言う。

相手はビクッと体を硬直させてこちらを見る。

「え……あの、申し訳……ありません。あの、この服装のどこに問題が?」

呆れてモノも言えない。

「問題?解らないの⁉」

つい言葉の圧が強くなる。

「申し訳ありません。」

令嬢はもう泣きそうだ。

そんな令嬢に手を伸ばして………ポイッ。

「糸屑を服に付けたまま歩くなんて、みっともないですわよ。」

















やっぱ無理だ。虐めようとするとなんか心が痛い。無理!

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