幸せの青い鳥
八月
第1話
知らなかった。この世界に色があったなんて。
別にモノクロの世界に満足していたわけでもない。かと言って不満があったわけでもない。
ただ、息ができれば良かった。息苦しいのが嫌なだけだった。必要なのは色じゃない。欲しいのは、ちゃんと息が出来る場所。そこに色があるかなんて関係ない。
そう思っていた。あの日までは―
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます