人物紹介 6回目

 ラインリア・フォン・ユニバンス



 ユニバンス王国の王妃様。結構天然系で、ゆるゆるふわふわな感じの女性。ただ襲撃で受けた怪我の後遺症により、病弱と言うか虚弱と言うか結構ボロボロな感じの人。実は40歳。

 国王ウイルモットの妻にしてシュニットとハーフレンの実の母親。


 15の時に結婚し直ぐにシュニットを出産。翌年ハーフレンを出産し、『年子は大変』と自重していると、保養所(地方都市)に行った帰りに馬車がドラゴンの襲撃に遭い我が子を庇い重傷を負う。一命は取り留めたが、腹部に酷い傷を負って子供を作れなくなる。(まっこの辺は本文参照)


 危険回避の為にシュニットは王都に残しハーフレンは信用の出来るクロストパージュ家に預ける。(この辺も過去を語る時にでも詳しく)

 生きているのが奇跡な状態でベッドの住人をしていたが、ある日突然屋敷で孤児を集め育て始める。で、カミューが2度目の襲撃。(ただしこの件に関しては後に詳しいことを本編にて。王妃様……その時の記憶ないですから)


 1度目の襲撃で大量の出血をし、記憶が部分的に消失してしまった。口調が若々しいのは、奇跡的に目覚めた時に自分が15歳だと思い込んでいたのが原因。実際は今も20歳ぐらいだと思ってる。

 事実肉体は年々若々しくなっており、共に入浴するスィークから憎しみのこもった視線を受けている。


 呪いと称されている人体のドラゴン化は、ここで詳しく書けるかっていうねん。そんな訳でこっちも本文で詳しく書くだろう。


 ノイエとの会談を子供たちに阻止され続けていたのは、『その姿を見たノイエが襲いかかり退治しようとするのでは?』と危惧したからです。実際ノイエさんは何でもかんでもドラゴンだったら襲うって訳じゃございません。初めて見るのは捕まえて観察して解剖して学んだりしますから!

 ……王妃様が解剖されなかったのは全てアルグスタのお蔭と言うことはここだけの話です。


 ドラゴンの能力を部分的に使用出来るので、本気を出せば大陸最強になれるかもしれませんね。一度で5回ぐらいしか使えませんが。ただアルグスタが気づいた通り、基本は護りに適した能力です。

 アルグスタの言えないことを唯一知る人物となる。その辺の事は追々後々。


 って今書く人物じゃ無かったシリーズの一人です。




 スィーク・フォン・ユニバンス



 ユニバンス王国王弟ウイルアムの後妻であり王妃ラインリア専属のメイドでありメイド長。

 年齢は……王妃様より年上らしいとハーフレンが言ってました。


 王弟家とルーセフルト家との間で王位継承権に関する争いが生じ、王弟の家族を守る為に国王ウイルモットから遣わされた王国随一の護衛。


 その頃最強の称号を所持していた彼女は確りと家族を守っていたが、王弟陛下を警護していた時に買収された部下の裏切りで先妻と子供たちが襲撃に遭い皆殺しとなる。責任を感じルーセフルト家に関係する全てを殺そうとするが、王弟から『もう良い』と言われ機会を失う。でも軽く復讐そうじはしました。

 先妻との約束を果たすために王弟を脅迫。後妻となる。

 王都にて国王を脅迫。王妃の専属メイドとなる。掃除をしたのはこの辺り。


 その佇まいから直ぐに『メイド長』と呼ばれるようになり、実際メイドの教育も行うようになる。

 馬鹿王子のハーフレンやフレアとも顔見知りであり、ミシュに至っては弟子として教育をした。(その辺も過去の話で書きたいけど…もう過去編で外伝の長編を書いた方が早い気がしてきた)


 最強と言われていただけあって個人の戦闘力はとても高い。ただ寄る年波には勝てず最近はスタミナ不足を痛感している。


 これからもちょいちょいと出て来ることでしょう。




 パルとミル



 ユニバンス王国国王ウイルモットの庶子の双子。14歳。

 姉がパルミナーク。妹がミルミナーク。ノンエイン家に養女として遣わされ、この度事務要員の補充として王都へと戻って来た。ハーフレンラブな感じですが、この二人の関係はぶっちゃけ百合。

 姉妹でそう言うことをしちゃっている都合、片方が男性役を……これ以上は多くは語らず。


 母親は下級貴族の娘さんで、お城でメイドさんをしていましたが国王にナンパされて妊娠。出産後は実家に帰り、実家の方で働いている騎士に嫁ぐ。現在は幸せに暮らしてます。

(国王様が手を付けた女性はそれなりの価値を得る世界だと認識して下さい。実際地球上の歴史を紐解くとそう言うことはあったんです)


 双子は王都の屋敷で王妃様に育てられるがノンエイン家へ養女として送り出される。(これもこの世界では結構普通のことなのでツッコミは無しで)

 能力的には事務仕事には適しているが戦場では役立たずって感じです。


 怨敵アルグスタをどう懲らしめてやろうかと考えていたが、彼の執務室に行くとケーキ食べ放題なので最近は『良い人かも』と完全に懐柔されつつあります。

 日常ほのぼの要員として出番がある感じです。




 グローディア・フォン・ユニバンス(注・ここでは王女としての部分のみ語ろうかと)



 ユニバンス王国王妹マルクベルの長女。放出系の魔法使い。

 神童と呼ばれるほどの才能ある少女で、術式にも精通していた。

 自力で魔法や術式を作り出すなどし、フレアが大浴場で使った自重操作の魔法の生みの親でもある。


 その才能から『男子であれば跡継ぎになれるものを』と言われ続けていたが、本人としては女王などになる気も無く、母親の知り合いであるリア伯母さんの家に行っては良く甘えていた。

 が、彼女が襲撃に遭い大怪我を負うと目の色を変えて魔法や術式の勉強にのめり込む。


 最終的には10年前の事件で自分以外の親弟妹を殺害し、国王ウイルモットが率いる部隊に捕らわれ処刑された……となっている。


 公式の書類ではグローディアはこんな感じの扱いです。

 ですが実際は処刑されず例の施設へ。その後はいずれ本編にて。



 今回はユニバンス王国に関する人たちでした。

 王弟とその息子さんはまだちゃんと登場していないのでまたの機会にでも。




(c) 甲斐八雲

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