第4話

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 その後、雪枝と蓮は、アキナと男を居間へと導いた。卓袱台を囲んで雪枝が淹れた茶を飲みつつ、会話は進む。

「まずは自己紹介の続きだね。私たちの親、初代の神人一〇二四人は、一九一八年六月に、ちょっと説明は難しいけど、『現実を離れた仮想の空間』からこの世界に来たんだよ」

「転移先は、フランスのベルダン。そこで展開されていた世界大戦の西部戦線を、『超念武サイコヴェイラー』と自称する力を用いてあっさりと制圧。以降も激戦地に赴いては、中立の立場で両軍を無力化します」

 アキナ、クウガの順で説明がなされた。蓮は、一昨日に見た映画を想起する。

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