巧妙な伏線とミスリードが張り巡らされたミステリとしても素晴らしい作品である事は勿論、この小説の最大の見所は、迫力満点の映画のような描写だと思います。
小説である事を忘れてしまいそうになる程、映像化されてズンズンと迫ってくるその描写は、凄まじいの一言です。
猟師である主人公の得物は手斧なのですが、それを両手に戦うシーンはまるでハリウッド映画を映画館の大画面で観ているかのような、眼前に迫り来る程のど迫力が有りました。
ミステリの部分については、完全にミスリードに踊らされ、怪しいと思っていた目星の人物は居ましたが、何故?の部分が最後まで分からず、完璧に騙されました。
ヘビーなミステリファンの方にも、絶対にお楽しみ頂けると思います!
とてもおすすめの作品です!是非是非お読み下さい!!