第31話ナグタボンビーチ
生活自慢なので、気にいらない人はスルーして下さい。
今日はナグタボンというビーチに行って来た。
綺麗な1000メートル位の白砂のビーチだ。平日なのでビーチに来ている人を全部数えても、午前中は20人程しかいなかった。
海に浸かってビーチを振り返ると、砂浜の向こう側に幅イッパイに穏やかな風に揺られるヤシの木が並んでいる。
暫く波と戯れて遊び、ビーチに戻り、1日300ペソで借りたコテージでおにぎりを食べながら海を眺める。
波の音が心地いい。
コテージの近くで、そこのスタッフがヤシの木から実を落とす作業をしていた。立派な椰子の実だったので一つ注文する。
椰子の実の上部を蓋の様にカットして、ストローを差して持ってきた。50ペソを渡すと笑顔で下がっていく。
椰子ジュースを飲み、中の白い実の部分をスプーンで削いで食べた。
腹も膨らみ、コテージの椅子に身体を預けて海を見る。
波の音に混じって、遠くで子供の笑う声がする。
投げ出した脚に何か触れるので視線を落とすと、猫が脚に寄りかかって寝ている。
どかす理由も無いので、そのまま寝かせておく。
半分眠りながら生き方を考えてしまう。
若い頃は思っていた。
『日がな1日、綺麗なビーチで波の音を聞いて過ごす。本を読んで、泳いで。食べて飲んで。風に吹かれながら寝て・・・』
今でも何かしら欲求があるが、基本的に理想の生活だ。
今日のナグタボンビーチまでは家からバイクで約35分。走り出してからビーチに到着するまで、一度も地面に足を着ける事なく行けてしまう。
パラワン最高!
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