海沿いの散歩
私の同僚が、先日休みの日に、江の海線に乗りに行ったそうだ。
ちょっと宣伝になってしまうが、江の海線というのは拙作「海沿いの列車」という小説の舞台になった、海沿いをトコトコゆっくり走る列車のことだ。
天気が良くてね。と、彼は言った。
海沿いを走るのが気持ち良くて。空は真っ青、海も真っ青、思わず途中の駅で降りたんだ。
砂浜に降りて、暫く歩いたんだけど、波はないし、静かな海で、だから風が全くない。
気持ちよかったなあ。
あったかくてさ。着てきた上着も脱いじゃって、最高の散歩日和を海辺で楽しんだよ。
私はこの話を聞きながら、自分も行きたくなった。
ここのところ小春日和が続いている。
家のウッドデッキから近所の紅葉を眺めてるだけでも癒される。まして、海辺をゆっくり歩いたら、どんなに気持ちいいだろう。
きょうは私も休みだ。行ってみようかな、海。
そう思いながら昨夜寝るのが遅かったので、結局昼までゴロゴロしてしまい、もう遅い時間になってしまった。
私はただ海を思い浮かべて、海辺を歩けばエッセイの1つも書けたかもしれないな、などとぼんやり思いながら、またトロトロと夢の中に入って行った。
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