すぎ去りし日の・・・



最近YouTubeで、偶然に見つけた曲“Les chose de la vie”というのがとても気に入ってしまって、ここ数日繰り返し聴いている。


哀愁漂う切ない曲なのだが、最初は何の曲か分からなかった。

題名をググルと、「すぎ去りし日の・・・」という、1970年公開のフランス、イタリア、スイスの合作映画の主題曲らしい。


日本の題名があるから日本でも公開されたのだろうが、私はそのタイトルを聞いたこともない。


主演はミッシェル・ピコリとロミー・シュナイダーだそうで、両者とも私は殆ど馴染みがない。

ロミー・シュナイダーは、アラン・ドロンがデビューしたての頃の恋人だという事くらいしか知らない。


にしても、聞いたことのないタイトルだから、あまりヒットしなかったのかな、と思ったが、1994年にリチャード・ギアとシャロン・ストーンの主演でハリウッドでリメイクされているのを知り、案外悪くない映画なのかな、とも思う。


YouTubeの画像を見ていた時は、仲の良い夫婦の色々な人生での出来事でも描いているのかな、という気がしていたが(タイトルは、直訳すると「人生の事柄」みたいな感じだと思う)どうも不倫だ何だ絡むようで、仲の良い夫婦の話ではないようだ。


ちょっと、がっかりした。

というのも、ふった、フラれた、別れた、など、あまりそういう話は私は好きではない。

できれば、夫婦のかけがえのない絆を描いたような映画が観てみたい。


かけがえがない、といえば、うちの妻が、ついに決心して日本の国籍を取得した。日本人になったのだ。

内心は、ここまでくるには色々葛藤もあったと思う。

人様に言うことではないかもしれないが、私はある頃から突然本当に妻はかけがえがない人だ、と思うようになった。

だから私にとっては1つの嬉しい出来事なのだ。


生まれ変わっても、私は彼女と結婚したい。

これは本音である。

しかし、妻の方は、

「う〜ん、もうこんな苦労したくないからなぁ」

だそうである。

薄情というべきか、仕方がないと考えるべきか。


これから何とか挽回しないとな。


男はつらいのであった。

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