罪と罰

例えば私の罪を知っている人をみんな排除して、私が私を許したら、楽になれるのかしら。


…ううん。それはない。

それならきっと罰をうける毎日を送る方がましかもしれない。


…わかんない。何の罪もない自分なんて想像できない。


人は弱さ故に過ちを犯す。

強くなれない私はあといくつ罪を犯す?

必死に、必死に、そんな自分にはなるもんかと思い続けて育ってきたのに、なんて脆いのか。


贖いは何をすれば終わりますか。

いつになったら裁く側にまわれますか。

自責と憎悪の渦の中、今日も私は。


ほら今日も罪の欠片に出逢う罰。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る