第381話 待たせてばかりでごめんなさい

 このごろスコちゃんと同じ部屋で過ごすことが多いです。

 バラバラに過ごすと、エアコン代がかさむからですね。

 いっしょにいると、スコちゃんは一生懸命コミュニケーションをとろうとろうとしてくれます。


 ですがわたくしは孤独が得意な過集中な質で、スコちゃんが働きかけてくれているとき、常に何かに集中しております。

 遊んでー、も、おやつ食べたいー、もブラッシングしてー、も、足をちょいなちょいなとやられて初めて気づきます。

 ごめんごめん、ちょっと待っててーってなっちゃいます。


 ちゅーる持ってくるから待っててね、とか、餌にかけるふりかけを今作るから待っててね、とか、ブラシをとってくるから待っててね、とか。

 ひどいのになると、今カクヨムしてるから区切りのいいところまで待って! ってなります。

 待たせてばっかりで、本当に申し訳ない。


 スコちゃんは、いつでもわたくしを待っててくれます。

 どれだけ待っているつもりなのかと焦ってしまうくらい。

 飼い主は先回りしてあげるくらいでないといけないのに。


 でかけるときは、また待たせることになります。

 お留守番をしてくれたのに、ちゅーるをあげないとごねるので、さすがに腹立たしかったのだろうと思いました。

 廊下にぽとーん、というボールの音を久々に聴いて、このごろ遊んでやってないことに気づきました。


 謝ることが増えました;

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