第330話 だっこで関係改善!

 スキンシップ。

 これ、だいじ。

 ペットは餌を与えてワクチン、虫予防していればいいってものじゃない。


 ペットショップ出身のスコちゃんは、人懐こいがわたくしに遠慮している節がある。

 おとといと昨日、だっこの歌をうたいながら、人間の赤ちゃんをあやすようにだっこ漬けにしたら、なんと今まで無反応だったのに、急にゴロゴロいいだした。

 かわいがり方が足りてなかった。


 今まで飼ってた猫はみんな自分から寄ってきて、のしかかって、遊んでいたから、スコちゃんのあっさりめな愛情表現に気がついてやれなかったのだ。

 PC使っていればそばで寝転ぶし、「ん……」と甘えたいなっていうサインを無視すれば、お座りしてじーっと見つめてくるし、彼女、なんにもアピールしてないわけじゃなかった。

 ひとえにわたくしが、鈍感なのでナチュラルにスルーしてたというか、スコちゃんのことをわかってなかったよね。


 スコちゃんはだっこが好きみたいです。

 あと、ティッシュを引き出す音にビビるのはお師匠さまんとこの柴犬くんと同じです。

 シューッて、多分ヘビの鳴き声なんかと似てるんじゃないかな、猫が怒ったときのシャーッていうのも、ヘビに似せてる=危険な挨拶と聞いたことがあります。


 本能的に小動物が怖がる音なんだって。

 ティッシュは静かに引き出しましょう。





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