第302話 じゃれじゃれするのがかわいい

 今日は妹がスウィッチの使い方を教えてくれた。

 昨年から半年間貸していたので、コントローラーが痛んでしまったと言って、甥っ子が(!)お年玉をためて中古新品を買って返してくれたのだった。

 しかも、中古ソフトのファイヤーエンブレムまでつけてくれた。


 妹がスコちゃんを見て、「おいでー」って手を広げて、指先を匂いかがれていた。

 妹はカーネーションの造花をもって、じゃらしてるんだけれど、「動きがおそーい」とご不満。

 しかし、スコちゃんは頭がいいし容量がいいから、じゃらしが止まったとたん、じゃれかかる。


 それでも動きがおそいと妹。

 そのそばから、床に落とされた造花に飛びかかっていくスコちゃん。

 スコちゃんが一人遊びしてるのを、初めて見た。


 スコちゃんは人の言うことがわかるらしいの。

 妹が「遅い」って言ったらすばやくじゃれるようになった。

 人の期待に応えようとする癖は健在なのね。


 そして、わたくしがでかけようとすると、玄関まできて「んー」って鳴くの。

 甘えているのかな? なでなでしてあげる。

 今日はあなたのごはんと、トイレ砂を買ってくるから、お母さんの部屋で待っててね。


 って、閉じこめて買い物へ行ったら、あちこちまわったせいで夕方になってしまった。

 帰ってきたら、部屋から出てきたスコちゃんが足元に絡むこと。

 そして、トイレ砂を掃除していたら、かまわず乗りこんできて、用を足す。


 あれ~~我慢してたんだね。

 母が「この子は粗相しないところだけは、感心よ」って言う。

 トイレ訓練はちゃんとしたからね!


 そして今、リビングのソファで丸まっている。

 わたくしは明日もそんなスコちゃんに萌え萌えするんだろうな、と思いながらここは締めます。

 長文、失礼いたしました。






 10

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る