第285話 無上の幸福感。
スコちゃんの冬用ベッドを買ったのだけれど、二、三度頭をつっこんだきり。
寝ている姿はいまだに見ない。
かわりのように、トンネルボックスに入ってくってりしているのを見かけます。
朝ごはんがすむと、ハイになるらしく、激しく爪とぎマットでぱりんこぱりんこ。
わーっと走り回って、寝転んでウゴウゴしてます。
体重は元の通りカッツリしてきて、もうトンネルボックスの上に乗るとボックスがひしゃげてきます。
何度か組み立てなおしましたが、彼女もなにやら悟ったように以後上に乗りません。
そのかわり、中に入っていた洗濯ネットや爪とぎマットの切れ端でじゃれています。
あ、かわいい。
朝の光の中、窓辺で目を細めてリラックスしている姿も、優雅で神秘的。
真っ白な光が彼女の輪郭を縁取って、見ひらいた目がきらめきます。
なんて牧歌的。
なんて美しい。
こういう時間をずっとずっと、愛していきたいな。
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