第281話 ぬーん……

 ぬーん、ぬーんと鳴くのです。

 たまにねーん、ねーんと聞こえます。

 ベッドに寝そべる私の足にふわふわっと寄り添って、まだ来ぬごはんをねだります。


 足は気持ちいいからヤメテ;

 かかとをなめるとか、変態の極みだから駄目ですー。

 それでもスコちゃんの足にキスする毎日です。


 で、慣らしておいて、爪を切るの。


 今日はちゅ~ぶの側面に「一日一本を」目安に与えよとあるのを発見! そんなに食べさせていいのかとおののきました。

 まあたぶん、総合栄養食を減らしてってことなんだろうけれど、そもそも食べなくなっちゃったからちゅ~ぶをあげるしかないんだよね。

 偏食を疑いますが根拠はありません。


 一応パウチのミャウミャウはまだ少し食べてくれるので。

 ついこないだ、五箱買い求めて冷蔵庫を占領しちゃって怒られたのも記憶に新しく、絶対無駄にしたくないと思っています。

 スコちゃん、食べて? 食欲の秋じゃないの? センチメントの季節なの?(古い)


 いつか、こんな日常のあれこれが、懐かしく思えるときがくるんだろうな、と今から思い込んでいます。

 いやいや、今後も思い続けながら、過ごしていきたいのですけれどね。

 それなので、ここには楽しい思い出をいっぱい書くのだ! のだ!


 今日は洗濯物を取り込んでいるときに、またもスコちゃんがベランダに出てしまい、慌てて見てみたら、涼し気な顔をしてました。

 てろーんっと白い床に腹をつけてのびっとして、まあるい目をして私を見ました。

 なんてファンタジック!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る