第204話 うみゅーん?

 ブラタモリをTVで見ている母に、私質問する。



「今、スコちゃん、どこにいると思う?」


「どうでもいいわ」



 といいつつ、寝そべっていたソファから頭だけきょろきょろさせる母。



「あんまり、どうでもいい場所ではないかもよ」



 そう、今、スコちゃんは……と、口にしようか迷った瞬間、ドアの隙間からスコちゃんがリビングに入ってきた。



「あー、スコちゃん~~」



 声が桃色になる私。

 一生懸命、テレパシーを送る。



『スコちゃん、私のこと嫌いなの~~;;?』


『キライ……』


『!(ショーック)』


『キライってなーに』


『イヤってことよ』


『……』


『だめーってこと』


『だめ』


『そそれは、ずーっとだめってこと?』


『……』


『後でいいってことにはならない?』


『なるかも』



 すっごく期待して、今は耐えることにしました。

 私ってチョロイン?






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