第105話 2020/01/14/火
なんだな。
猫って気配を消して動くときと、全然そうじゃないときがある。
お部屋をどたばたしてるのはなぜ? お腹がへってるの? ごはんあげたよね?
今日は、母と祖母がお出かけ間際に、スコちゃんをベランダに放ってしまったらしくて、あちこち探し回った。
家の中に、スコちゃんの気配ってものがまるでなくって、焦った。
さては、と思ったら、ガラス戸の向こうから急いでスコちゃん入ってくる。
それからよ。
枯れ葉相手に、体を大きく見せたり、大上段から飛び上がってじゃれたり、ばびょんとソファから床に飛び降りて走り回ったり。
祖母の使っているイスから、マスクをかっさらったりもしてたわね。
そしていま、ソファの向こうから静かに寄ってきて、私の毛布の上にしなやかに横たわって、こちらを向いている。
あ、私がPCでスコちゃんのことを書いているのを感づいたね?
(笑)。
頭をなぜなぜしてあげたら、ふにゃーって目をつぶって気持ちよさそう。
よかった。
ふたりでお留守番も悪くない。
9
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます