第104話 2020/01/13/月 いい猫と出逢った!

 え、この頃リビングで寝起きをしているので、スコちゃんの餌場が放ったらかしだった。

 気づけばスコちゃんの毛並みもバサバサして見える! やばい!

 部屋が埃っぽくなっているに違いない!


 根拠? それはね?

 学生時代、鼻に黒いぶつぶつができてたんだけれど、部活を一つやめて時間ができたので、部屋の掃除を散々したら、鼻のぶつぶつがなくなったの。

 埃のせいだったのだわ!


 と、思い至って、部屋をざっと掃除したら、いつの間にか背後にスコちゃんがいたの。

 私、張り切って中へ入るように言った。

 スコちゃん、少しも逆らわずにすっと入っていき、出入り口付近で立ち止まる。



 どうしたの? って怪訝に思っていたら、スコちゃんが(妄想語り入ります)



『もうちょっとなんだけど……』



 って、こちらを振り返るから、わかった! 埃がまだ残っているのね!

 と、箒とチリトリをもってきて、椅子や猫ケージをいったんのけて、その下を掃いた。

 確かに、埃は少しのこっている。


 それを取り去ったら、スコちゃんは部屋の中まで進んでいって、エサをかりこり食べてくれた。

 そうか、スコちゃんはそういうことに敏感だったのね!

 精進する! 


 スコちゃんは私を成長させてくれる。

 いけないところは、さりげなく教えてくれる。

 運命の猫だわ! 大切にする!






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