第14話 身動き取れない

 スコちゃんは大体、私のすることを邪魔することがめったにないのだけど、一瞬だけ「うっ(実はうれしい)」

 ということがたまにあります。


 ベッドにPCを置いて、床にひざまずいて打ってるとしましょう。

 スコちゃんはどうするか?

 わたくしの足の裏に、ぬくぬくっと丸まります。


 困りますよね、でへへ。

 これから、ベッドメイクをして、PC片づけて、寝る準備をしなくちゃと思っていたのになあ。

 って、こんどは足の裏にじゃれついてきましたよ。


「いたいっ」


 って声を上げちゃいました。

 爪は前脚の何本かはカットしたのですが、一本だけどうしても切らせてくれないのがあって、それが、ぷすっと皮膚に穴を空けます。


 スコちゃんのアゴも健やかに育っていて、噛みつかれると本当に痛いです。

 なんですかね、本当に肉食獣なんだなってつくづく思いました。

 けど、スコちゃんとの暮らしは始まったばかり、これから折り合いをつけていくことも多々あるでしょう。


 どうぞ、見守ってやってくださいまし。






 4

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る