第9話 2019/11/05/火

 スコちゃんの前脚! は、最強で最恐! というお話をします。

 何が気に食わないのか、ストッキングに爪をひっかけてくれます。

 でも、ごめんねの代わりに、わたくしの顔にほおずりしてくれて、かわいい~~。


 <ことの顛末>

 ベッドに寝転がって、カクヨムしていたわたくしは、腿の裏にスコちゃんが乗っかるのを「やあん、あったかーいっ」とか思って愛おしんでおりました。



 しまった――。



 わたくしは油断しておりました。

 スコちゃん、ベッドの上に置きっぱなしにしておいた蜂ぶんぶんに、目ぇきらきらさせて、ついでのように、私のストッキングをひっかけてくれました。

 やあー、ひどいぃぃ!


 だけど、こんなときに、できることと言えば、



「いたーい!」



 って、声をあげることくらいなんです。

 で、内心めそめそした後、ええいこれをネタにエッセイ書いてやるわ、と思っていたら、スコちゃんが顔の近くに来て、画面をじっと見つめている。

 ん? と彼女を見たら、ぐいーんっと鼻先を私の鼻に押しつけてくる。


 つまり、悪気ではないのよ、と、こういうわけですかー?

 うんもう。

 かわいいから、いっかー。


 爪が伸びてるのは飼い主のせいだしねー。

 爪とぎマットちゃんと使ってくれてるし、仕上げはおかーあさーん♪ のような……。

 まだ爪がちっちゃくて不安だけれど、人間用爪切りで大丈夫かしら? 勇気、出してみようかしら……。





 4

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る