第三章 獣人国
01.次はどこに行くか決めよう! (末尾に世界地図あります)
古代文明遺跡から出て一旦
書店は新書中心の書店みたいで値段もそんなに高くない。手にとってみて見ると印刷されているみたいだ。元々、本が好きで電子書籍で大量に持ってきたほどなので書店内をみて回るのは楽しい。
平台に置かれた旅行ガイドブックらしい本を見つけた。その場所は旅行コーナーになっているらしくて色々な旅行関係の本が置いてある。手にとって中身を拝見してみると折り込みに世界地図なども入っており図版も豊富で見ていて楽しい。値段も四〇九クローナと手頃なので買うことにした。
ウニキャンに戻ってからソファに座って旅行ガイドを眺める。ナツがやって来てソファに這い上がってくる。まだ小さいのでジャンプだけでは登れないのだ。抱き上げて膝に乗せてあげると満足そうに寛いでいる。
再び旅行ガイドに目をやって地図を眺める。この世界は大陸が二つ。他には大きめの島が三つほどある。エルフの国がある大陸が一番大きい。この大陸には五つの国がある。エルフ国、オーク国、ドワーフ国、獣人国、ゴブリン国だ。
大陸の東側にもう一つ大陸がありそこが人類帝国となっている。この二つの大陸は細い海峡で別れていて西の大陸、東の大陸と言われている。
エルフ国から西に行ったところに島が二つあり、それぞれに龍の国、フェアリー国がある。南極にある島は今の所無人の様だ。
魔法連合国は西側に寄っているので西側、人類帝国は東側なんて呼ばれているみたいだけれど地球の東西冷戦時代を思い出す状況だ。
旅行ガイドによると東側は旅行にはお勧めしないとあった。治安も悪く力こそが正義の世界なので騒乱に巻き込まれる危険があると書いてある。村長さんを疑ったわけではないけれど村長さんの説明は大体あっていたようだ。
さて次はどこに行こうか?エルフ国と隣接しているのは獣人国とドワーフ国だ。人類帝国は問題外なのでパス。順路的には獣人国からドワーフ国へ抜けるのが良いかもしれないな。動物好きなので獣人国気になるよなー。
エルフ国の都には実は他の種族も交易とかで往来があるので見かけはするのだ。なので獣人も最初見た時はびっくりはしたけれど今は見慣れている。ちなみに日本のアニメに出てくるような人間に猫耳だけ生えたような獣人はいないようだ。イメージ的には狼男的な感じだと思えばよいだろう。
よし、獣人国に行ってからドワーフの国へ行こう。方針が決まったので旅の準備とルート確認をしなくては。
翌日から獣人国に関する資料を集めたり、屋台で資金を稼いだりしながら過ごした。
図書館もあったので行ってみたよ。都の図書館ということでかなりの広さだったね。蔵書数はどれぐらいなんだろう?規模的には国会図書館レベルではないけれどかなりの大きさだ。
人の背丈の倍ぐらいある本棚がずっと奥まで続いていて、それが二階にもある。中心部分は一階と二階の吹き抜けになっていて館内を見渡せるのがポイントが高い。
貸出もしているが、気になった内容は複写の魔導具があるので利用料を払えば複写しても良いらしい。俺はスマフォで写真撮れば良いので使わなかった。
図書館でも調べたし買い物も大体終わっている。そろそろ旅立ちの時だ。
参考:ウニキャン世界地図
https://kakuyomu.jp/users/shiino_rikka/news/16816927861222959121
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