あらっあらっそんなに見たいのね、わかりました

一ノ瀬 彩音

第1話 私のとある格好

私にはお付き合いしている恋人がいるのですが、

その恋人がとてもエッチな男性でして困り果てている。


お付き合いだした当時はそんなにエッチな人ではなかった。


しかし、現在はエッチな人になってしまって困っている。


男性というのはどうしてエッチなのでしょうか。


私のお名前は久遠静香クオンシズカです。

年齢24歳で職業がOLです。


私の恋人のお名前は安倍宗一アベソウイチです。

年齢24歳で職業が某企業の社長です。


私がOLで宗一が社長という事なので身分の差があるのです。


それだとしても宗一は私の事を受け入れてくれたのです。


結局、私は宗一のお金目当てという風に噂をされているのですが、

決してそんな事はございません。


今も宗一の家へ遊びに来ているわけですが、宗一から私にこう言ってくるのです。


「静香に対してあんまりよく思ってない人がいるけど、そんなに気に

する必要はないからな」


「うん」


「言いたい人は言わせておけばいい」


「そうだね」


「静香、元気ないじゃないか?」


「うん」


「何かあるなら言ってくれないか」


「言いたい事はあるけど、どうして宗一はそんなにもエッチなの?」


「何だ、その事か」


「その事かって以前はごく普通でエッチじゃなかったよ」


「そんな時もあったな」


私がどうして元気がないのかを宗一は理解してない。


それに私が元気ないのは宗一の責任でもあると思いたい。


理由は宗一がしっかりと周りに私がお金目当てじゃないと言ってくれないし、

他にも宗一が言えば、変な噂もされなくなるのに…………。


宗一は私の事をどう思ってるのかが正直わからない時があって不安です。


こんなに私を不安にさせて宗一は何をさせたいのかが未だにわかりません。


「そうだ、静香、俺に静香の下着姿を見せてくれないか?」


「どうしてそんな事をしないといけないのよ」


「俺と静香は恋人じゃないか、それぐらいしてくれよ」


「わ、わかったよ」


私はどうしてこんな事をするの嫌なのにしてしまうのでしょうか。


きっと宗一の事を大好きで愛しているからでしょうね。


そんな私は衣服を脱ぎ始めて下着姿になると

「これでいいよね」


「ああっ、静香の下着姿は素敵だな、とても美しい」


「そう言ってくれてありがとうね」


「それにしてもだ、静香の下着はどうしてそんなにアダルティー何だ」


「そう言われても私はこういう下着が好みなの」


「そうか」


私はごく普通の下着を身に着けるよりアダルティーな下着の方がとても大好きです。


別に異性を誘うつもりでそういう下着を選んでるわけじゃない。


正直言うと私も宗一に下着姿を見られて嫌な気分じゃないのも事実。


本当はもっと宗一に下着姿を見てほしいのかもしれません。


私って宗一よりエッチなのかもしれませんね。


そうだとしても宗一はきっと受け入れてくれるでしょうね。


「静香、その下着姿を見ると幸せになるよ」


「そうなの?」


「ああっ、そういう格好をしているという事は俺に信頼がないと出来ないさ」


「そうかもしれないね」


下着姿になるってとても恥ずかしいし、それに大好きな人の前でも

恥ずかしいと思います。


でも、私は大好きな人のためなら何でもするかもしれません。


現に下着姿になるのはだんだんと大好きになっているのもわかっている。


「宗一、これからも私の下着姿を見たい時は遠慮なく言ってね」


「そうさせてもらう」


「うん」


私と宗一はお話をしているととても楽しくて笑っています。


私は下着姿なんですけど、それでももう気にしてないから恥ずかしいとも

思わずにお話をしているのです。


宗一と出会えた事は今でも後悔してないし、こうして恋人でいられるのも

宗一のおかげかもしれないと感じている。


そのためか、私は宗一にいつも尽くしている。


尽くす事によって私は幸せを得ているのかもしれないと思うのでした。


宗一と居ると本当に幸せな私がいます。


このまま幸福なお時間が続けばいいと願うばかりでした。

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あらっあらっそんなに見たいのね、わかりました 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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