女子小学生に告白されました、26歳フリーター(女)です。
soldum
プロローグ
告白
「つきあって、ください」
告白、された。
「あ、ええと」
されたものは仕方ない。面倒くさい、しないで、と言うわけにもいかないし、言ったところでされてしまった事実は変えようがない。
「あー、えっと」
されたからには、答えなくてはいけないだろう。イエスでもノーでも、私が返事をしないとこのやり取りは収まらない。
「えーと、その」
答え? そんなのノーに決まってる。私は相手の名前も知らなくて、恋愛どころか友情さえ感じていない。だから、答えは決まりきってる。
「いや、あー」
でも、何て言ってそれを伝えればいいんだろう。だって、だってさ。
「……だ、だめ、ですか?」
私の前で泣きそうな顔をしている女の子、小学生なんだもの。
小学五年生の女の子に告白されて、いささか戸惑っています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます