2019/11/01

 だるかった。

 ひたすらだるかった。

 やっていることは同じで、フランジに穴をあけるだけだ。違うのは素材と治具とドリルの直径だけだ。

 今日はあきにくい素材で作られたフランジに穴をあけていた。

 それが割と重量があり、穴あけ機にセットするのに力と体力を使う。

 さらに、素材が素材だけにあきにくいものだから、あけ終わるまで待ちぼうけを喰らうこととなる。

 要は長い時間、突っ立ているだけでいたのだ。

 足が疲れた。あまりにも疲れた。


 疲れはミスを導く。


 ドリルが削っている間、削られている部分に切削水をかけ続ける必要がある。ドリルの破損を防ぐとともに、きれいな穴に仕上げるためのものだ。


 疲弊し、気が抜けている間に、一つの穴に対し、水がかかっていなかった。


 尋常じゃないヒュームに気づいてすぐに水をかけた。

 早く気づけたため惨事はまぬがれたが、心臓の鼓動は烈しさをしばらく忘れなかった。



 明日、友人二人とサバゲ―に行く予定がある。

 私の愛銃XDM-40はスライド内部の部品が少し破損していて使えないため、ハードオフに立ち寄り、新たな銃を買うことにした。


 ショーケースの周りをうろうろし、しゃがんで睨んで、またしばらく挙動不審になって。

 熟考の末、《コルト・パイソン .357マグナム》の4インチサイズのものを買うことにした。

 いつものロン毛の店員に頼み、お会計。7950円。

 個人的にはもう少し安くてもいいと思った。



 晩飯は牛肉と玉ねぎが大量に入ったハヤシライスだった。

 美味しかった。


 このあと、夜食として背油が大量に入ったカップ麺を食べると思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る