第193話 諦めない心
「ぐっ・・・・・・・・!?」
ダークレイの必殺の蹴りを左腕で受け止めた光司は、自分の左腕に奔った激痛に顔を顰めた。ダークレイの強化された蹴りを受けるには、光司の片腕では足りなかったようだ。
「香乃宮くん!?」
自分を庇ってくれた光司に、陽華が反射的に光司の名を呼んだ。
「これを庇うか・・・・・・・・・どうやら、あなたは優秀な守護者みたいね。でも、その左腕はもう使えないわよ」
「た、たかが左腕を負傷しただけだ・・・・! 俺を舐めるなよ、闇人ッ!」
ダークレイからそんな指摘を受けた光司は、左腕の激痛を何とか我慢しながら、気力を振り絞って右手の剣を右の逆袈裟に振るった。だが、ダークレイは何でもないかのようにその斬撃を避けた。
「香乃宮くんごめん私のせいでッ! わ、私・・・・・」
「だ、大丈夫。気にしないで・・・・それよりも今は戦いに集中するんだ、朝宮さん。他の事に気を取られちゃいけない。何が起きても、戦いにだけ集中するんだ・・・・・!」
震える声で自分にそう声を掛けて来た陽華に光司は笑顔を無理やり浮かべた。そして陽華にそう忠告を与えた。
「ッ・・・・・・・・う、うん分かった!」
光司の忠告を受け、揺らいでいた精神を何とか通常の状態に戻した陽華は力強く頷いた。
「・・・・言う事は立派だけど、それを言った張本人が果たしてこれから戦いだけに集中できるかしらね」
ダークレイは冷め切った目で光司を見つめながら、光司に向かって左の蹴りを放った。左腕の激痛によって反応が鈍った光司はダークレイの縦蹴りを腹部にモロに受けてしまった。
「かはっ・・・・・!」
闇を纏っていない左足での蹴りなので、内臓が破裂するほどの衝撃ではない。しかし、それでも近接形態のダークレイの蹴りはかなりの威力を持っており、光司は後方へと蹴り飛ばされてしまった。
「こ――」
「あんた、今の守護者の言葉もう忘れたの?」
陽華が蹴り飛ばされた光司の名を呼ぼうとすると、ダークレイがどこか呆れたような声でそう呟きながら陽華に接近し左拳を放った。
「ッ!?」
陽華は何とかダークレイの左拳に反応し、自身の右腕を使ってダークレイの左拳の軌道を逸らした。
「ふん・・・・」
ダークレイは間髪入れずに右の肘鉄を陽華の顔面に放った。陽華はその肘鉄を顔を逸らして回避する。
「このッ!」
陽華は負けじとダークレイに反撃を開始した。燃える両の拳でダークレイに向かって
「温い連撃ね。そんなんじゃ、いつまで経っても私には当たらないわよ」
ダークレイはつまらなさそうに陽華の拳を避け続けた。先ほどは蹴りを交えて連撃をしてきたのに、動きが単調になっている。怒りからかは知らないが冷静さを失っている。
(全く、レイゼロールの奴はこの程度の光導姫たちから何を感じ取ったのかしら。今のところ、まだまだ未熟な光導姫という印象しか受けないけど)
陽華の攻撃を避けながら、ダークレイはそんな事を思った。直接戦って分かったが、いま自分に必死に拳で攻撃している光導姫も、後方から水と氷の魔法を放って来ていた光導姫も大した事はない。よく見積もって中の下くらいだ。
レイゼロールの話では今回のターゲットである2人、光導姫レッドシャインとブルーシャインはまだ成長途中の光導姫という事だったので、自分がそう思うのは当然かもしれない。だが、それでもレイゼロールにそう感じさせた片鱗のようなものを全くといっていいほどに感じない。ダークレイはそこに疑問のようなものを抱いていた。
「・・・・・・・・まあいいわ。楽に斃せるならそれに越した事はないし」
ボソリとそう呟いたダークレイ。ダークレイは既に陽華の攻撃を完全に見切っていた。少しの間回避に徹していたのは、動きを完全に見極めるためと陽華のスタミナを無駄に削ってやろうと考えていたからだ。
「はぁ、はぁ・・・・・! この、何でッ・・・・!」
そして、ダークレイのその目的はどちらも達成している。陽華は息切れをしてスタミナが明確に先ほどより削れている。ダークレイは自分の両手の拳を握りながら反撃に転じた。
「当たり前でしょ、そんな攻撃いくらやっても私には当たらないわ。連撃って言うのは、こうやるのよ」
ダークレイは陽華の右の拳を避け、そのガントレットに覆われている腕を自分の左手で掴んだ。燃えているのは拳の部分だけで腕の部分は燃えていない。ゆえに、掴む事は可能だ。ダークレイは軽く左手を引いて、陽華の右腕を伸ばし切り、体勢を崩させた。
「なっ・・・・・!?」
ダークレイの完璧な崩しに陽華は驚いたような表情を浮かべた。そんな陽華の表情は気にもせず、ダークレイは右拳を陽華の腹部にぶつけた。先程風音にも浴びせた、いわゆる腹パンと呼ばれるパンチだ。
「ごほっ・・・・!?」
気が飛びそうな衝撃が陽華を襲う。それは陽華が人生で初めて味わった衝撃と痛みだった。
「まだまだよ」
「ぶっ・・・・!?」
ダークレイは間髪入れずに、陽華の腹部を殴った拳で陽華の右頬を殴った。その次に右の肘鉄を陽華の額に叩き込み、陽華の右腕を掴んでいた左手を離した。もう掴んでいなくとも大丈夫とダークレイは判断した。
「よ、陽華ッ!? くっ、やめなさい! 氷の龍よ、陽華を助けてッ!」
ダークレイの闇の光によって左腕を負傷していた明夜が、痛みを堪えながら魔法を行使した。明夜が右腕で杖を乱雑に振るうと、明夜の前に氷の龍が出現した。
「あ、朝宮さん! き、君を絶対にやらせはしない・・・・・・!」
ダークレイに蹴り飛ばされた光司も、陽華の危機に気がつき、右手で剣を握りながら陽華の元へと駆けた。
「形態変化、杖。闇技発動、ダークブレイザー」
ダークレイは明夜の攻撃と光司が再び向かって来る事を察知し、一瞬だけ自身の形態を変化させた。右手に黒い杖を持ったダークレイは杖の底、槍などでは石突と呼ばれる部分で陽華の鳩尾を突き、闇の光を5条放った。ついでとばかりにダークレイに鳩尾を突かれた陽華は「がっ・・・・」と声を漏らし、後方によろける。そして、明夜の氷の龍はダークレイの闇の光によって砕かれてしまった。
「・・・・あんたもそろそろ退場してもらうわ。形態変化、拳。闇技発動、ダークブレット」
「絶対に、俺が・・・・・・・守るんだッ!」
氷の龍を無力化したダークレイは自身の形態を近接形態に戻し、右拳だけ闇を纏わせた。わざわざ両手を使う必要はないと考えたからだ。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
「眠れ、守護者・・・・!」
光司が力強く叫びながら右手の剣を右袈裟に振るった。ダークレイも自分の右手を引き、渾身の一撃を光司に与えようとした。
「っ・・・・・・・・!?」
光司の魂の斬撃は、ここに来て今までで1番の鋭さを持っていた。ダークレイはその斬撃を完璧には避け切る事が出来なかった。『十闇』第3の闇の実力者は、手負いの守護者によって左の肩口を浅く斬り裂かれてしまった。黒い血が少しだけ宙に飛び散った。
だがそのすぐ後に、
「ふっ・・・・・・・・!」
「かはっ・・・・・・・・!?」
ダークレイの闇纏う右の拳が、光司の鳩尾を穿った。光司はその拳の余りの威力に、思わずその場に崩れ落ちた。意識が暗闇に持っていかれそうになるが、光司は剣を握る手に思い切り力を入れ、歯を食いしばって、何とか意識を保つ事に成功した。
「ま、まだ・・・・・まだだ・・・・・! お、俺がっ・・・・ここで、倒れる・・・・・・・・わけにはッ・・・・・!」
「・・・・・まだ意識があるの。やっぱり、守護者はタフね。でも、邪魔よ」
ダークレイは少し呆れたような目を崩れ落ちた光司に向けると、左足で光司を思い切り蹴飛ばした。光司は声を上げる間もなく、15メートルほど先に飛ばされた。
「ごほっげほっ・・・・・! く、くそっ・・・・・・体が、動かない・・・・」
光司はどうにかして立ち上がろうとしたが、体が言う事を聞かなかった。光司は意識こそ何とか失わなかったが、体は既に限界に達していた。
「やめときなさい。意識を保ってるだけでも奇跡みたいなものよ、あなた。動くと下手をすれば死ぬかもしれないわよ」
ダークレイは蹴飛ばした光司に一応そう忠告の言葉を与えた。別に深い意味はない。ただ、また起き上がって来ても面倒だし、殺すのは気が乗らないからそう言っただけだ。
「さて・・・・・・・・これで邪魔者は全て無力化した。これであんた達を守る者も、助けてくれる者もいなくなったわ」
ダークレイは後方にいる明夜と、その前にいる陽華にそう言葉を投げかけた。
「あんた達はこれから死ぬ。私が殺す。あんた達には悪いけど、これは決定事項よ。でも、私にいたぶる趣味はないの。だから、必要最低限の攻撃で逝かせてあげるわ、後輩」
「「ッ・・・・・・!?」」
何でもないようにそう言ったダークレイ。陽華と明夜はその言葉を聞いて、心の底からゾッとした。2人は途端に尋常ではない恐怖を感じた。
「・・・・・陽華、立てる?」
恐怖からくる震えで杖を握る手が小刻みに揺れる。だが、明夜は必死にその震えを抑えようとしながら、倒れている親友の元まで歩きそう聞いた。
「う、うん・・・・・な、何とか・・・・」
ダークレイの連撃を受けて地面に伏していた陽華は、痛む体を半ば無理やりに引き起こし立ち上がった。陽華の体も小刻みに揺れていた。その震えは、ダメージによる震えでもあり、明夜と同じく恐怖から来る震えであった。
「ねえ明夜・・・・私たち、負けてここで死んじゃうのかな・・・・・・・・?」
「さあ・・・・でも、このままだと高確率でそうなりそうね・・・・・・・」
「ははっ、そうだよね・・・・今思えば、こんな時はいつも周りの人達に、あの人に・・・・・・スプリガンに助けてもらってたよね。私たち、助けてもらってばっかりだった・・・・」
「・・・・・そうね。私たちは運が良かった。それだけで今まで生き残って来たのかもしれない。・・・・夏の研修で多少は強くなったつもりだけど、それでも実力者たちには届かない」
「悔しいな・・・・・私たちの頑張りは、届かなかった・・・・・」
「・・・・・・・・・・なに、あんた達? 遠回しな命乞いでもしてるつもり? そうだとしても、逃してなんかあげないわよ」
陽華と明夜の会話を聞いていたダークレイは、どこか苛立ったように言葉を放った。力不足を嘆くようなその態度が、ダークレイを苛立たせた。
「・・・・・・でも」
「・・・・・・だからって」
陽華と明夜はダークレイの言葉が聞こえていないかのように、ポツリとそう呟いた。
「ここで・・・・・諦める事だけは、絶対にしない! 今までの頑張りが届かなかったんだったら、今からの頑張りを届かせる・・・・!」
「それが足掻かない理由にはならないわ・・・・・! 私たちのこの思いだけは、誰にも折られない!」
陽華と明夜は光を全く失っていない目で、いやむしろ光が増したような目を浮かべ、そう思いを吐き出した。
「っ・・・・? そんな事を宣ったところで、現実は何も変わらないのよ・・・・・・・! 思いだけじゃ、何も変わりはしないッ!」
その目を見たダークレイは再びどうしようもない苛立ちに襲われた。ダークレイは、陽華と明夜の方に向かって駆け出した。
「「それでも・・・・・変えてみせるッ!」」
陽華と明夜は同時にそう叫ぶと、拳と杖を握りしめてダークレイを迎撃した。
「炎よもっと燃えて! 私の思いを焚べて、暗闇を照らす篝火のように! 燃えろッ!」
陽華が自身の底から湧き上がって来る闘志を言葉に込める。すると、陽華の両手の炎がボゥと燃え盛った。陽華はその強くなった炎を纏った拳をダークレイに突き出した。
「闇技発動、ダークブレット! だから、変わらないって言ってるのよ!」
ダークレイは2人に対する苛立ちを闇の力に変え、闇を纏った右拳で陽華の燃え盛る右拳を迎え撃った。
「っ・・・・・」
炎と闇を纏った拳が激突しあう。ダークレイは多少炎の熱さを感じたが、拳は闇を纏っているので燃えはしない。ダークレイはそのまま自分の拳を力任せに押し込んだ。
「あぐっ!?」
「このままあんたの腹を穿ってやるわ!」
ダークレイの拳に競り負けた陽華の拳が弾き飛ばされ、陽華は体勢を崩した。ダークレイはそのまま、闇纏う拳で陽華の腹部を貫こうとした。
「水と氷の蔓よ、敵を縛れ!」
「ちっ、邪魔を・・・・・!」
だが明夜が魔法を行使し、ダークレイの拳を縛り止めた。既のところでダークレイの拳が止まる。その隙に体勢を整えた陽華が、ダークレイの顔面に頭突きをかました。
「〜ッ! このソレイユの犬どもがッ!」
「諦めないッ! 絶対に諦めたりするもんかッ!」
陽華の頭突きをまともにもらってしまい、黒い鼻血を出したダークレイは右腕の拘束を力尽くで解くと、陽華にその拳で殴り掛かった。
「〜っ!? き、効かない・・・・! こんな、こんな拳、私には・・・・・効かないんだからッ!」
ダークレイの拳を左頬に受けた陽華は意識が飛びそうな痛みを感じたが、気丈にそう言った。ダークレイの右腕は伸びきっていなかったので、威力が少しだけ軽減されていた。
「明夜!」
「分かってるわよ相棒! はぁぁぁぁぁぁッ!」
陽華の声を受けて、明夜が陽華の後ろから飛び出す。明夜は杖を思い切り引いて、鈍器のようにダークレイの顔面へと殴りつけた。
「ッ!?」
「こういう使い方も出来るのよ!」
不意をつかれたダークレイはその一撃を左頬に受け体勢を崩した。
「陽華!」
「明夜!」
その隙に2人はお互いの名を呼び合いながら、バックステップで後ろに下がった。
「「汝の闇を我らが光に導く!」」
そして、陽華と明夜はここを最後のチャンスと捉え、ダークレイに勝負をかけた。
「逆巻く炎を光に変えて――」
陽華が祈るように右手を前に突き出す。
「神秘の水を光に変えて――」
陽華に続くように明夜も左手を前方に突き出す。
陽華の両手のガントレットと明夜の杖が突如、
「「浄化の光よ! 行っっっっっっっっっっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」
陽華と明夜の最大浄化技。その凄まじい光の奔流がダークレイへと向かった。これが決まれば、2人の逆転勝利が決まる。
「ッ、腹立たしい光・・・・・! そんな光を私に向けるなァァァァァァァァァァァァァッ!」
自分に向かって来る光の奔流に、ダークレイは怒りと嫌悪の混じった声でそう叫んだ。そして両手の拳を強く握り、自分の闇の力を高めた。
「最大闇技発動! 全てを砕け! ダークレイジング・・・・バーストナックルッ!」
ダークレイの両手の指貫グローブに刻まれた紋章が一際強く輝きを放つと、ダークレイの右拳を中心にグローブに刻まれた紋章と同じものが魔法陣のように展開した。ダークレイが1度拳を開いて再び拳を握り返すと、その魔法陣は吸い込まれるようにダークレイの拳に溶けていった。
すると、ダークレイの右の拳に凄まじい力が集約された。ダークレイは黒と紫の混じった光を纏った拳を、陽華と明夜の放った光の奔流にぶつけた。
「こんな光で、私の絶望は砕けないッ!」
ダークレイが自身の絶望の記憶を以て闇の力を燃やす。その力を燃料にする事で、ダークレイの纏う闇の光は更に昏い輝きを増す。そして遂には、
「はァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!」
ダークレイは陽華と明夜の最大浄化技を、その拳で弾いたのだった。
「「ッ!?」」
自分たちの最大限の攻撃が通らなかった陽華と明夜が険しい表情を浮かべる。光となっていた陽華のガントレットと明夜の杖は2人の元へと戻っていった。
「あんたらの負けよッ!」
ダークレイが陽華と明夜にそう言いながら近付こうとする。やはり、勝利はダークレイのものか。
「私たちはまだ負けてないッ! みんなを守るんだ! 助けるんだ! そして、あの人に追いつくためにも!」
「死んでも負けないわよ! 私たちの思いは、最後の最後まで輝き続ける! そうでしょ陽華!?」
「うん明夜! 太陽のように――!」
「月のように――!」
「「私たちの思いは輝く!!」」
2人が決意を込めてそう言った直後、不思議な事が起こった。陽華に赤いオーラ、明夜に青いオーラのようなものが纏われたのだ。陽華のオーラは揺らめく炎のように熱く、明夜のオーラは揺らめく水のように澄んでいた。
「なっ!? その輝きは・・・・!?」
ダークレイが思わず立ち止まってそんな声を漏らす。それ程までにダークレイは驚いたのだ。ダークレイはその輝きを知っていたから。
「明夜、何か力が湧いて来るよ! あと言葉も!」
「私もよ、陽華。これはアレね。行くわよ!」
「うん!」
陽華と明夜はお互いに頷き合うと、自分の内側に浮かんでくる言葉を世界に放った。
「「我は光を臨む。力の全てを解放し、闇を浄化する力を!」」
陽華と明夜のオーラが激しく揺めき、2人に光が集まっていく。
それは一部の光導姫のみが到達できるステージ。光導姫としての全ての力を解放し、一定時間だけ自身の力を爆発的に上昇させる業。どこまでも強い、正の思いが鍵となるその業の名は――
「「光臨!」」
そして2人がその業の名を叫んだ直後、陽華と明夜は光り輝いた。
その輝きは、太陽のようであり、また月のようでもあった。
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