The_Indifference_Engine.ーThe Indifference Engineから『伊藤計劃らしさ』を読みとくー
香枝ゆき
第1節 概要ならびに作品あらすじ
伊藤計劃氏(以下、伊藤氏)の短編小説、The Indifference Engine。これは伊藤氏の著作のなかでも『伊藤氏らしさ』を読みとくにふさわしい短編である。
なぜなら、伊藤氏の考え、文体、執筆作品の流れがわかるものだという位置付けとしてとらえられると考えられるからだ。
まずは、The Indifference Engineの作品あらすじを、ネタバレを含まないように紹介したい。
ーーホア族とゼマ族が争い、内戦状態となっているシュルミッケドム。ゼマ族の少年兵である「ぼく」は、ある日戦闘が終わったと知らせを受ける。しかし、「ぼく」をはじめ、ほとんどの少年兵は戦争が終わったという実感はわかなかった。
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