本音
私たちは近所のファミレスいる
そして目の前には汐音の彼氏と思われる男
「急呼び出してどうしたんだよ?」
「えっと・・・」
「なになに?俺に会いたくなったの?(ニヤニヤ」
「ぃや・・・そうじゃなくて」
「手かこいつ誰??」
男は私に視線を向けてくる
「あっ!こっちは私の親友の楓。楓こっちは雅樹。」
「あっども」じー
「汐音の親友か。ふーん」
「で?なんか用あったんじゃないの?」
「えっと・・・」
私は汐音言う
「言いたいことはっきり言いなよ?そのために来たんでしょ?」
「うん・・・」
なかなか言い出そうとしない汐音。
てかこいつのどこが中川○志に似てるって?
くそほどにてないでしょ!
なんでこんなやつに騙されてんの!
「なになに?大事な話??」
「えっと 女の人といたよね?」
「ん?」
「見たの。雅樹の家の前で女の人と雅樹がキスしてるところ」
「え!?はっ?いつ??」
「昨日」
「えっ!いや、見間違いじゃね!?」
うわーあきらか動揺してんじゃんこいつ
「ううん、はっきり見たよ。雅樹の家から出てきて家の前でキスしてたの!」
いやいやなんで家でてすぐキスしてんの?
中ですればいいじゃん。アホなんだな
「いや、それは・・・違うんだって!あいつはしつこく言い寄ってきて面倒だからちょっと相手してやってただけなんだって!他だの遊びだって!」
うわー
ただのクズだ
ほんとなんで見るからにクズの匂いしかしないやつに汐音はだまされたんだ?
「てか!なんで家きてんの?なんも連絡もなしに来るとか迷惑なんだけど?普通連絡すんだろ。」
うわっ!こいつ自分がしたこと棚にあげて汐音を責めでやがる!(どんどん口悪くなってる!私w)
「えっ!いやご飯作るって約束してたし・・・」
「はぁ?そんなこといった覚えねぇーし。まじなんなの?行きなり来るとか怖くね笑」
「・・・」
汐音がなにもいえずに泣きそうになっている。
「てかヤらせもしないお前が悪くね?彼女の癖にヤらせもしない、キスもさせない。そんなの男が我慢できる分けねぇーじゃん。それでちょっと遊んだぐらいでわざわざ呼び出しして責めんの?まじうぜぇ」
汐音は俯き唇を噛みしめて震えている
「なぁ楓ちゃんもそう思うだろ?彼女の癖になんもさせてくれな・・」
ダァン!!
「いい加減そのやかましい口を閉じろクズッ!」
汐音が驚いて私を見てくるが気にしてられない
「黙って聞いてりゃあーだこーだと自分がしたこと棚にあげて汐音を責めてるけどふざけんなよ?ヤらせてくれないから他の女と遊んだ?そんなにやりてぇなら風俗でもいってやってろ!」
「あぁ!?てめえに関係ねぇだろうが!」
「関係なくねぇよ!汐音はな私の大切な人だ!ちょっと抜けててアホでなに考えてんのか分かんないときもあるけど人の気持ち考えて動ける優しいやつなんだよ!お前みたいなクズの彼女になるには勿体ないぐらいのな!」
「クズだとごらぁ!?」
「どっからどー見てもクズだろうが!なんで私が欲しくてたまらない場所をお前みたいなやつにやらなきゃいけないだ!お前みたいなクズにやるぐらいなら私がもらう!」
私は汐音を連れて店を出た
くそ!イライラする!なにがヤらせないからだ!こんなかわいくて性格のいい美人な彼女を捕まえておいてふざけんなよ!
イライラしながら私は足早に進んでいく。
「…って!待ってってば!楓!!」
はっ!(゜ロ゜)!
イライラしすぎて汐音の事を忘れていた!
「ごめん!なんか言いたい放題いっちゃった!汐音言いたいこと言えなかったよね?ごめん!」
「そんなのいいんだけど・・・」
「ん?いいの?」
「あのさっきの・・・」
ん?さっきの?
「私がもらうってやつ・・・」
・・・・・・
ダッ!
「えっ!楓!?」
全力で走る、無我夢中で走る、家に向け全力ダッシュ!汐音をおいてひたすら走る。
(あぁーー!ヤバイヤバイヤバイ!私は何をいってしまったんだ!ずっとずっと我慢してたのに)
ガチャっバタンッドサッ
部屋につきベッドに倒れ込む
「あぁぁぁぁぁぁ!やらかしたぁー!!」
くそ!あのクズせいだ!あのクズせいだ!
あのクズせいだ!ずっと親友としてそばにいたのに!それでいいって思っていたのに!
こんなこと思ってる何て知られて親友でいられないじゃん!
あぁー もう ダメだ
消えてしまいたい
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