第2話

現代が進化の最先端と考えては誤りだ。

わたしが侍従として初めて雇われた頃、彼は時間の不規則について考えていた。

例えば不思議な話、古代の科学と現代科学はそんなにも変わらないと考えていた。


進化とは何か、突き詰めればおし黙るものもあり得るだろう。

進化したものは常にどの時代にも次の世界にもいた。平等と進化はマッチしない、我々が望むときそれは叶えられない。しかし平等と進化はマッチしないということは、何事にも不平等は与えられないということだ。


おごそかである毎日やそれらを形どる者たちが、雲や空、風などが見ているときに、過ちは犯したくはない。


すべては見ておられるもののしもべが、わたしのそばに来てわざわざ言ったのだ。


「あなたは幸福をのぞみますか」


わたしは幸福をのぞむと応えた。それは天空の庭園に佇む白い泉のように、トワに続く幸福を。


悪魔めはわたしの前から去っていったので、また今日の一日を大切に生きるしかない。






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