第2話「ホケン」

 「あ、血、切れてる」

黒髪くろかみの吸血鬼が冷蔵庫の中を見て言う。


「え?じゃ黒井くろい君、近くの病院行って来てよ」

白髪はくはつの吸血鬼、白井しらいが言う。


「えーあそこ夜でも混むんだよ、薬局とかで売ってくれないかなー」

ER、救急治療室がような大きな病院でも無ければに血液パックは買えないのだ。


「はい保険証持って、今度は忘れないでね」

吸血鬼は吸血病きゅうけつびょうと言う社会保険診療に該当する病気なので国民健康保険に加入していれば、血液パックは1負担で購入出来る、なんせ2人は100歳を越えるなのだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る