釣り上げたのは全裸の少女だったから、俺が服になってあげました。

「よっしゃ釣れた! こりゃ150センチはある大物d」

「きゃあああ、痛いいいいっ」

「だ、大丈夫か⁈ 今、釣り針外すからな!」

「……痛いよぉ……寒いよぉ」

「お、おま……服着てないじゃないか! 流されたのか?」

「そうだよぉ……お兄さん、あっためて? このままじゃ死んじゃう」

「あっためるったって、カイロとかないし……」

「何言ってんのバカぁ、お兄さんの肌で直にだよぉぉ。言わせないでぇ」

 その後、俺は地面を掘って穴を作り、そこに彼女を引き込んだ。

「お兄さんダメ、中がすごく寒いのぉ」

「よし、あっついのをブチ込んであげるからな」

「お兄さん、釣り針で口に穴があいて痛いよぉ」

「よし、唾液で治療してやるからな」

「お兄さん、もっとぎゅってして? 熱がどんどん逃げて……きゃわっ」

「はぁはぁ、めっちゃいい匂いだぜ、女体は最高だなぁ」

 俺は彼女の服になった。いつ何時も彼女を温めなければならない、中の中まで。奥の方は届かないから、あっつい汁をぶちまけてあげよう。

「熱いっ あついのぉっ お兄さんのどろどろお汁、あっついのぉぉっ」

「君の壺も焼けるほど熱いぜ! でもまだまだ寒いよな?」

「まだマイナス273.14℃にしか上がってないよぉ、もっと、もっとぉ」 

 いったい何年経ったのか、穴に埋もれて生活している俺と彼女には分からない。俺は彼女の服であり、彼女は俺という服を着続けている。

「お兄さん、マイナス200℃とうたーつ! でもまだまだ寒いよね?」

「寒すぎて死にそうだぜ、もっとマグマを流し込んで、中を温めるぜ!」

「お兄さん、熱い舌でいーっぱいな、め、て? あぁんっ」

「ここの突起が美味しそうだから、いっぱい舐めるぞ。じゅる、じゅるぱっ。旨いぜ、じゅじゅじゅっ じゅるる~」

「下の温度が下がってるよお兄さん! 気を抜いちゃダメ! でも抜くものは分かってるよね?」

「ああ、壺の中がピカピカになるまで注いでやるよ、俺の白い溶岩」

「ふぁあぁ! 聞いただけでゾクゾクしちゃうよぉ! お願い出してっ」

 ぶびゅるるるるっ ぶぴゅっ どぴゅぅ!

「気持ちイイイイイイ、もう一句ぅぅぅぅぅ!」

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