第10話 其の十

〇 呼び捨てで 呼びあう友達うらやましい



……周りの子が下の名前で呼び合ったり、あだ名で呼び合ったり…いつもうらやましかった。

距離感って、意外に呼ばれ方とかで感じ取ってしまうところがある。

〇〇さん……。だいたい私は苗字に「さん」付けで呼ばれていた。

何となくよそよそしく感じる。

それでも、そのうちだんだんと下の名前で呼んでもらったり呼び捨てで呼んでもらえるようにもなってくる。

嬉しい。


でもその時って、たいてい次の転勤がチラついてくる頃。。

慣れてきたと思える頃は 別れが近づいてきた時。

そんな感じだった。




教訓 慣れてきたということは つまり別れが近いという事

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る