ドラゴンVSお菓子

グァァアアア!


目の前で龍が吼える。

ヒロ(5)は諦めていた。

自分が今から龍のエサになると。

「待ちぃ!」

声が聞こえた。

炎の中から男の人がやって来た。

口に煙草を咥えたおじさんだった。

「おぅ坊主、大丈夫か?」

コクリと頭を振る。

「そうか、じゃぁ、コレ喰って、逃げな。」

そう言って彼は飴玉をくれた。

僕は全力で逃げた。


グゥゥ


「おう蛇公、待たせたな。じゃ、遊ぼか?」

懐からポッケーとビスケットを出す。

「『スイーツマスター』いくで。」

手の中のポッキーとビスケットが巨大化して剣と盾に化けた。

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