第7話 カギ

今朝は、待ちに待った粗大ゴミの日。


粗大ゴミセンターに電話しよう!…と思いながら、二週間。

電話で受付し、引き取ってもらうためのシールをコンビニで購入するまでに、4日。

早めにやるつもりが、つい忘れてしまう。


当日の朝、ゴミ出しを案の定忘れて食事の支度にいそしんでいた私。

一息ついた時、不意に天啓が。


今日、粗大ゴミの日だ!!


こどもが寝ている間に出してしまおうと、鍵だけ持って外へ。

無事にマンションのゴミ置き場へ粗大ゴミを運び、一安心。


帰ろうと、オートロックを解除するためポケットからカギを取り出すと、


手にはなぜか、自転車のカギ…?


ひいぃぃぃ!!(゜ロ゜ノ)ノ


まだ人もいない早朝6時。サンダル履きでエントランスに立ち尽くす。


逡巡の末、うちのチャイムを連打して連れを起こし、入れてもらえました…。

一人暮らしじゃなくて、よかった…。


ちなみに、自転車のカギには、自転車に差し込んだ途端に折れてしまった思い出もある。


カギには、油断できない。

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