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 この宇宙の様に暗雲たるダークマターの如く、とある巨大なシンジケートが三つ存在した。まず「ゴールドブロッケン」。こいつらは主に麻薬の密輸、販売と惑星の実効支配。それから次に「アフターザモノリス」こいつらはカルトの変態で惑星の実効支配を目論んでる。最後に「タイムオブクライム」。こいつらはまあ、盗み、殺し、その他の暴力なんでもござれのクソ集団で惑星の実効支配を目論んでる。まあ、他にもあるし、そういったシンジケートは数えればキリがない。それこそ、一つの惑星に複数ある場合が多いので惑星の数以上になるだろう。だが、それはどうでもいい。兎に角、この三つの巨大な組織にはある共通点があった。それはこの惑星ノラや他の惑星に常駐している惑星警護集団の存在だ。何? 惑星支配? なんの話だ? 兎に角、この時は「スーパーレンジャーズ」なんていう呼称はない。いわば、レンジャーだった。惑星を襲撃し、その手中に収めることを生業とする集団とそれを追い払う(それも五人とおまけだけで)レンジャーが独立して戦っていたわけだ。するとどうなると思う? もちろん。三組織は手を組んだ。手を組み、レンジャー達を各個潰しに走ったわけだ。一つ二つ、潰されたレンジャーは……ハハ。ここで俺の登場になった。この時、俺は一人この星である男と戦っている最中だった。で、その男が……。そう、ワイルドリッチだ。言っておくが野生的な金持ちじゃないぞ。野性的な「リッチ」だ。

                                  続く

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