二話

本当はね?


私が殺ったんじゃないんだ……








ある日、ポソッと俺に話したんや。



この子こそ…


風を操り、鋼鐵の身を持つ…


あの神龍を倒した。



今でも、誰もがそう思ってるやろうな。




真実っちゅうのはな。



心の中にしまって置く…

手紙みたいなもんかも知れんなあ。




大事に…

誰にもわからないように…




それでも本当はよ…


分かってもらいたいんや…





そういうのお前にもあるやろ?


はは…

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