終話

白の魔王を退けた。




それだけでも英雄もんじゃがのう。



異様にプライドが高いこの亜種は…


自分の躯に傷があるのが耐えられんでの。



少しの傷でまた…

何百年かの眠りに着く…


まあ、並の狩人など近付く事も出来んがな。

ふぉ…





そのまま奴らは…

飛び去る龍など見る事もなく…



また殺し合いを始めた。





普通に死んで行く事が許されない…


悪魔らしく…

死ぬその瞬間まで…


殺られる前に殺るんじゃ。





想像を絶する痛みと…

傷と…


生き様にふさわしい結末を背負っての……

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